●週間見通し金、値固めから反発を打診=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は3週間ぶりに反発した。急伸地合が一服した後の持高調整の動きが一服し始め
ている。ただし、改めて買いを入れるような動きも鈍く、4000ドルの節目を挟んで
売買が交錯し、明確な方向性を打ち出せなかった。金上場投資信託(ETF)の投資残
高もほぼ横ばいだった。12月の米利下げ期待の後退はネガティブ、雇用指標などの悪
化はポジティブであり、米金利・ドルの値動きも安定しなかった。
 今週は下値を固め、反発を打診する展開になろう。ボラティリティが低下しており、
急落するリスクは後退している。短期筋の持高調整は一巡した可能性が高まっている。
売買は盛り上がりを欠いているが、このまま4000ドル水準で下げ止まると、徐々に
押し目買いを入れる動きも強まろう。特に金上場投資信託(ETF)買いの動きが強ま
ると、先物相場も値上がりする可能性が高まる。
 予想レンジは3950〜4050ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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