LME市況=続落、中国景気先行き不透明感や米追加利下げ観測の後退を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,775.08  -   55.37     2,813.50  -   45.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,745.88  -  110.00    10,778.50  -   73.50
    ニッケル      14,446.43  -  250.44    14,650.00  -  241.00
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 アルミ3カ月物は続落。2857.50ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯前
半は2858.50ドルと前営業日の引け値まで浮上したが、その後は中国の景気不透
明感を嫌気した上海株安、銅の軟調に足並みを揃え下値を探る動きを展開。2830ド
ル台まで値を落とした後、米国の時間帯を迎えると追加利下げ観測の後退やニューヨー
クダウの大幅安を受け、低迷となるなかで2805ドルの安値を記録。安値から買い戻
す動きが見られたものの、戻り売り圧力が強く低迷したまま取引を終えた。
 銅3カ月物は続落。1万0830ドルで軟調に取引を開始。アジアの時間帯序盤に
1万0851ドルまで浮上する場面も見られたが、中国景気の先行き不透明感などを受
けた上海株の軟調が重石となって次第に値位置を落とした。1万0800ドルを割り込
む場面が見られたが、14日に今月10日以来の安値となる1万0755ドルまで軟化
した後で売り警戒感が強まった。1万0800ドルを割り込むと買い戻される底堅さも
見せていたが、米株市場ではハイテク関連株が軟調となったうえ、追加利下げ観測が後
退するなか、ダウ平均が700ドルを超える下げ幅を記録したことが重石となり、下値
探りとなり、一時は1万0756.50ドルの安値まで下落。安値からの戻りも浅く低
迷したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は大幅続落。1万4870ドルで続落して寄り付いた。その後、1
万4800〜1万4850ドルの限られたレンジ内で高下。欧州の時間帯後半に一段安
となり、1万4700ドル台前半まで値を落とし、米国の時間帯を迎えると一段安とな
り、1万4700ドルを割り込んだ。しばらく1万4700ドルを上値抵抗線とする低
迷するなか、1万4630ドルの安値を記録。引けにかけて買い戻す動きが見られたが
戻りは限られ、200ドルを超える下げ幅を記録する大幅安となった。
今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続落、18.46ポイント安の3972.03ポイント。
・欧州株は下落。投資家が米経済指標発表再開やエヌビディアの決算発表など今週の
 重要イベントを前に欧州株も様子見姿勢を強めた。エネルギー株が堅調の一方、小
 売株が下げを主導。独DAX指数の下げが目立ち、1.20%の低下。
・11月のニューヨーク連銀製造業景気指数 結果 18.7 予想 6.0 前回 10.7
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=155円台前半まで上伸。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1579ドルまで下落。13日の安値1.1576ドルが支持線ながら軟調。
・米国株は大幅安。ニューヨークダウは557.24ドル安。ナスダックス指数は192.52ポ
 イント安(0.84%の低下)。日本時間の午前6時現在の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は銀を除き売り優勢、ニューヨーク原油は小幅安。
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