−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,082.8 + 16.3 シカゴ大豆 2026/ 1 1,136.25 -17.25 NY銀 2025/12 5,081.0 + 28.9 シカゴコーン 2025/12 429.75 - 7.00 NYプラ 2026/ 1 1,554.9 - 0.3 NY原油 2026/ 1 59.24 - 1.43 NYパラ 2025/12 1,400.00 -23.70 ドル・円 156.97 + 1.45 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は157円を試すまで続伸 NY為替市場は円キャリー取引が加速し、ドル円は157円を試すまで続伸。財務省 による介入発言も出てきているが、現状では介入の可能性は低いとの見方も多い。 片山財務相、城内経財相、植田日銀総裁が夕方に3者会談を実施。片山財務相がその 後の会見で、「為替について具体的な話は出ていない。市場動向は高い緊張感持って注 視。丁寧に対話すること確認」などと述べたことで、円安の反応が加速した。 現在の市場の焦点はFRBが12月の利下げを行うかどうかだ。12月は利下げ見送 りとの見方が市場では徐々に広まっているが、12月でなくても、米雇用統計やCPI を含めて、来年以降のFRBの利下げ期待を裏付ける米経済指標が出て、そのタイミン グで実施すれば効果的なのかもしれない。 残念ながら、米政府機関閉鎖の影響でデータを収集できていない部分があり、10月 分の米CPIや米雇用統計に至っては、完全には出ない可能性もある。そのため、FR Bのみならず市場も状況を把握しづらい状況。 ◎NY貴金属=金が反発、労働市場の減速もドル高で上げ一服 ニューヨーク金、銀は軒並み上昇。 金12月限は反発。時間外取引では、労働市場の減速の見方などを受けて押し目を買 われて堅調となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて堅調となった。日中取引で は、ドル高に転じたことを受けて上げ一服となった。 銀12月限は時間外取引の金堅調につれ高となったのち、日中取引のドル高を受けて 上げ一服となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続落、パラジウムは反落。前日比はプ ラチナ1月限が0.3ドル安、パラジウム12月限は23.70ドル安。 プラチナ1月限は小幅続落。時間外取引では、労働市場の減速の見方や金堅調を受け て買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い戻された。日中取引で は、ドル高に転じたことや金軟調を受けて戻りを売られた。 パラジウム12月限は日中取引のドル高や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られ た。 ◎LME=揃って反発、米AI関連企業の決算待ちで玉整理基調に アルミ3カ月物は反発。2786ドルで小高く取引を開始。その後は買い戻しと戻り 待ちの売りが交錯するなか、2800ドルを上値抵抗線としての高下が続いた。欧州の 時間帯に2816.50ドルの高値まで浮上。米AI大手企業エヌビディアの決算待ち のなか転売が先行となったため、値を落としながらも2800ドルを割り込むと買い戻 される底堅さを見せ、プラスサイドを維持して終えた。 銅3カ月物は反発。1万0695.50ドルで軟調で取引を開始した後は18日の米 株式市場でハイテクの売りが目立ったことを嫌気した売りにアジア株が上値を抑制され たことが重石となり、1万0760ドルを上値抵抗線として意識する動きが続いた。そ の後、欧州の時間の終盤に一段高となり、1万0823ドルの高値まで浮上。暫く1万 0800ドル台で高下した後に値位置を落としたが、エヌビディアの決算待ちのなかで 玉整理の動きが見られるなか買い戻す動きが見られ、プラスサイドを維持して引けた。 ◎NY原油=反落、米ロがウクライナ和平案を作成中との報道で ニューヨーク原油の2026年1月限は反落の動き。ウクライナ停戦に向けて、米政 府がロシアの関与を得つつ和平案を作成中であると報道されたことが重しとなった。米 アクシオスが伝えている。先月後半にウィトコフ米特使とロシアの交渉窓口となってい るキリル・ドミトリエフ氏が米マイアミで数日間にわたって協議したもよう。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反落、バイオ燃料用需要不透明感などで 大豆は期近から反落。 米国環境保護庁(EPA)が国内での再生可能燃料生産促進を目的とした輸入再生可 能燃料のクレジット引き下げを延期すると米大手通信社のロイターが報じたことを受 け、バイオ燃料用としての大豆消費見通しに不安感が強まり売り優勢となった。 コーンは反落。 バイオ燃料用としての消費需要見通し不透明感を受けて大きく下落した大豆の軟調が 重石となった。また、米産地で生育に適した天候が続いていることで小麦が値を落とし たことも弱材料視された。 MINKABU PRESS
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