LME市況=銅は米追加利下げ観測を受けて反発、アルミ・ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,755.13  -   27.71     2,786.00  -   28.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,778.56  +   58.95    10,777.50  +   39.00
    ニッケル      14,270.19  -   39.54    14,455.00  -   46.00
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 アルミ3カ月物は続落。2803ドルで軟調で取引を開始した後はアジア株の軟調を
受けて下値模索となりアジアの時間の終盤に2780ドル台前半まで軟化。欧州の時間
は2794ドルを上値抵抗線としたもちあいとなったあと、米国時間は2800ドル台
を回復する場面が見られたが、戻り待ちの売りを受けて再び軟化し、一時11月18日
以来の安値となる2773ドルまで下落した。安値を付けた後は、米利下げ観測の再燃
や、銅の堅調な値動きに追随する買いが見られたが、プラスサイドへの回復には至らず
に終了。
 銅3カ月物は反発。1万0700ドルで軟調に取引を開始。前日の米国株安に加え、
アジア市場でもハイテク株や半導体関連株に売り圧力が強まるなか、上海株が大幅続落
となったことが嫌気された。欧州の時間帯を終えるまで下値を探る動きとなり、前日安
値を下抜き、一時11月5日以来の安値となる1万0607.50ドルまで値を落とし
た。安値を付けた後は急速に切り返して米国の時間帯にかけて1万0700ドル台を回
復。その後はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言を受けて年内の米追加利下げ
観測が強まったことや、米株高が手掛かりとなって値位置を切り上げ、引け前には1万
0798.50ドルの高値を記録し、この日の高値圏を維持したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は小幅続落。1万4450ドルで小幅続落で寄り付いた後、アジア
株安を映した売りに下押され、一時1万4330ドルの安値を付けた。欧州時間を1万
4400ドルを下回る低迷で終えた後、米国の時間帯には買い戻されて1万4400ド
ル台後半で高下。終盤に追加利下げ観測が強まるなか、さらに浮上し1万4635ドル
の高値を付け、マイナスサイドながらこの日の高値圏で終えた。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場は軒並み下落。
・中国上海総合指数は大幅続落、96.16ポイント安の3834.89ポイント。
・欧州株はまちまち。英仏株価指数は小幅高。独DAXは下落。
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=156円台前半に下落。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1488ドルまで下落し、今月6日の安値に顔合わせする下落。
・米国株は反発。ニューヨークダウは493.15ドル高、ナスダックス指数は195.03ポイ
 ント高(0.88%高)。日本時間の午前6時5分時点の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は反発。ニューヨーク原油は続落。
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