シカゴコーン市況=総じて小幅安、材料織り込み感強く模様眺めの雰囲気に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    426.25      427.75      424.00      425.50      - 1.00
  2026/03    437.50      439.00      435.25      437.50      - 0.25
  2026/05    445.00      446.00      442.50      444.75      - 0.50

   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       409,350      487,742       1,607,848 (+  738)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月27日−12月1日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは総じて小幅安。前日比は1.00セント安〜0.75セント高。
 前週の米農務省(USDA)の月例需給、今週の輸出報告を受けて米国の需給要因を
ほぼ織り込むなか週末を迎えたことで模様眺めの雰囲気が強まった。12月限は小幅反
発に転じたが、この日の取引レンジは424〜427.75セントにとどまっており、
玉整理程度の動きとなった。

 12月限は426.25セントで取引を開始。その後は全体的に模様眺めの雰囲気が
強いなか、時おり高下する場面が見られながらも全体を通して426セント前後での
小動きにとどまった。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では前線の停滞を受け北部で降雨が発生。22〜23日は前線が南下し
中部、南部でも降雨が発生するだろう。今後、コーン・大豆の生育にとって最も重要と
なる12月を迎えるが、南部では少雨傾向が強まるリスクが浮上している。
 アルゼンチン産地の土壌水分は引き続き潤沢を維持しているものの、全体的に乾燥傾
向が強まっている。21日にかけての雨も局地的なものにとどまっており、今後は数週
間に渡って土壌水分の乾燥が徐々に進むことが懸念される。
 シカゴ小麦は概ね小幅続落。19〜20日にかけて20セント近く値を落とした流れ
を受けて更に値を落とし一時は10月31日以来の低水準となる522.75セントま
で値を落とす場面も見られた。当限12月限は週末を迎えて玉整理基調が強まるなか買
い戻されて前日の帳入値に達したが、他限月は軟調で終了。
 12月限は前営業日比変わらずの527セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは21日は冬小麦にとって慈雨となった後、22〜23日は降雨は発生
しないもよう。ただ、24〜25日にかけて新たな低気圧が到来し、再び慈雨となる見
込み。一部地域の乾燥状態改善にはまとまった雨量が好ましい。
今日の材料
・ブラジル産地では北部で降雨発生後、今後は中部、南部でも降雨に。
・ブラジル産地南部では今後は少雨傾向が強まる可能性も
・アルゼンチンでは多くの地域で土壌水分は良好な状態を維持。全体的に乾燥
 傾向に。
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