LME市況=アルミ・ニッケルは米追加利下げ観測や米株高で反発、銅は反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物          3カ月物
    アルミ        2,779.20  +   24.07     2,812.00  +   26.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,797.88  +   19.32    10,773.00  -    4.50
    ニッケル      14,508.53  +  238.34    14,699.00  +  244.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は反発。2802.50ドルで堅調に取引を開始した後はしばらく
2800ドルをわずかに上回る水準で推移。アジアの時間帯後半に2817.50ドル
まで浮上する場面も見られたが一時的な動きにとどまり、その後は2805ドル前後で
20ドル程度の上げ幅を維持して推移。米国時間帯は米追加利下げ観測が強まるなか、
米国株高を好感し、堅調に取引を終えた。
 銅3カ月物は小幅反落。1万0770ドルで小安く取引を開始。その後1万0800
ドル台まで値を伸ばし一時は1万0805ドルの高値に達する場面も見られたが、米ト
ランプ政権によるエヌビディア製の人工知能(AI)向け半導体「H200」の中国向
け販売認可の見通し不透明感からハイテク関連株が頭重い動きとなったことを受けて
戻り待ちの売りが先行し、伸び悩む動きが続いた。欧州の時間帯を迎えると地合いが軟
化し1万0743ドルの安値まで軟化。米国時間は1万0790ドルに迫る動きを見せ
たところで転売に値を落とした後は1万0775ドルが上値抵抗線として意識される小
動きとなり、米追加利下げ観測が浮上し、米株が堅調となったにもかかわらず、小幅安
で終了。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万4580ドルで小高く寄り付いた後、欧州の時間
帯後半まで1万4550〜1万4630ドルのレンジで高下した後、米国時間帯は米追
加利下げ観測の高まりを受けた米株高が手掛かりとなって位置を切り上げ1万4750
ドルの高値に到達。高値では転売が見られたものの、240ドルを超える上げ幅を記録
して終えた。
今日の材料
・24日のアジア太平洋株式市場は概ね堅調。
・中国上海総合指数は大幅続落、1.87ポイント高の3836.77ポイント。
・欧州株はまちまち。英仏株価指数が売り優勢も独DAX指数は上昇。
・ドルはまちまち。ドル円はニューヨーク時間、1ドル=157円台前半では戻り売り
 圧力が強かったが、156.70円台で買い支えらた。ユーロドルは1ドル=1.0550ドル
 で上値を抑えられ、21日の高値1.0552ドルが抵抗線ながら堅調に推移。
・米国株は続伸。ニューヨークダウが202.86ドル高、ナスダック指数は598.93ポイン
 ト高(2.69%高)。日本時間の午前6時5分現在の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は上昇。ニューヨーク原油は反発。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。