●週間見通しゴム、円安環境の間は底固い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は330円台後半まで値上がりする展開になった。上海ゴム相場は1万5000
台前半で小動きに終始したが、為替が円安に振れたことで、円建てゴム相場は底固く推
移した。産地で豪雨が報告されていることで、供給不安の高まりもポジティブ。季節的
な需給の引き締まりも意識され始めている。7月の直近高値を上抜いたことで、チャー
ト主導で買いを入れる動きもあり、上げ幅を拡大した。
 今週も円安傾向が続くと、底固い展開が維持される。為替環境が最大の焦点になって
いるため、日本の財政懸念などを背景に円安環境が続くと、底固い展開が続きやすい。
産地豪雨による供給不安も意識されると、340〜350円水準が打診される。ただ
し、為替環境からの支援が強力なため、逆に円安環境に修正が入った際には、利食い売
り優勢の地合に転換する。引き続き、為替環境を重視したい。
 予想レンジは325〜350円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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