［本日の見通し］ゴム＝売り先行、円高を手掛かりに調整安場面

　ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、売り先行で推移しそうだ。寄り付きでは、上海夜間が方向
感を欠いたものの、ドル・円が円高調で推移したことを受けて、総じて軟調に推移し
た。
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、軟調に推移する限月が目立ちそうだ。活発限月の５
月限は、１１月２８日に３４４．４円まで水準を引き上げ、一代高値更新した。だが、
今日は直近の上昇に対する、調整場面となりそうだ。
　片山財務相が週末のテレビ番組でドル・円相場について、「足元の急激な為替乱高下
はファンダメンタルズで動いていないのは明確だ」と述べたことを受けて、今日の東京
外為市場では、ドル・円が１ドル＝１５５．７０円付近まで下落している。これを手掛
かりに、ゴム相場では利食い売りが先行しているようだ。
　一方、上海ゴムは中心限月の５月限は、２１日に１万５６４０元まで一時上昇した
後、２６日に１万５０４５元まで軟化したが、同水準で支持されると、再び地合いを引
き締めている。現状は、節目の１万５５００元での攻防となっており、同水準を上抜く
と、買い意欲が強まりそうだ。

　午前９時３８分時点のゴムＲＳＳ３号活発限月の５月限は前営業日比４．５円安の
３３８．４円。今日の日中、予想される３月限のレンジ３３５．０〜３４２．０円前
後。

　今後一週間先までのＲＳＳ３号５月限の予想レンジは３２０．０〜３４５．０円。
テクニカルからの下値支持線は３３０．０（節目）、上値抵抗線は３４４．４円（一代
の高値）。

MINKABU PRESS

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