ドル、FRB議長人事憶測で重し=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 本日のドルは先週の下げを拡大しており、ドル円は円買戻しも加わって、一時154円台に下落した。来週のFOMCでの利下げ期待が引き続きドルの重しとなっているようだが、かなり織り込んでいる部分もある。短期金融市場では90%近くまで確率を高めており、ほぼ確実視している状況。

 一方、トランプ大統領がパウエル議長の後任にハセット米国家経済会議(NEC)委員長を指名するとの憶測も重しとなっているという。ハセット委員長は低金利を推進する可能性が高いと見られている。

 アナリストは「他の主要中銀が利下げサイクルの終了に近づいていると見られる中、ハセット委員長の指名は2026年のドルにとって顕著な逆風を生み出す」と指摘している。

 同アナリストはドル売りはしておらず、「データがこの見方を裏付け、そうした出来事から取引を行うのを待つことが好ましい」とも付け加えている。

USD/JPY 155.10 EUR/USD 1.1636 GBP/USD 1.3249

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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