ドル円は前日の調整など優勢で一時155円61銭=東京為替前場概況 東京午前のドル円は一時155円61銭までドル安円高となった。昨日海外市場はドル全面高となり、NY市場午前に156円18銭まで上昇。その後156円00銭を挟 んでの推移となった。155円80銭台で東京朝をスタートすると、155円91銭を付ける動きも、その後少しドル売りが優勢となり155円61銭まで下げている。 大きな材料が出たというよりも、前日の上昇に対する調整の動きが入ったと見られた。米債利回りが小幅ながら低下していることもドル売りを誘った。目先のポイントで ある155円50銭前後まで調整が続かず、155円80銭台を付けるなど、一方向の動きにはなっていない。 ユーロドルは朝の1.1621から1.1638までとユーロ高ドル安がやや優勢も値幅は限定的。ポンドドルは1.3205前後から1.3231を付けた。 クロス円はドル円の売りに押される場面も値幅は限定的。ユーロ円は181円20銭ばさみから181円04銭まで下げたが、ドル円の安値からの反発と、対ドルでのユー ロの買いに181円29銭と朝の水準を超えて上昇。ポンド円は205円80銭前後がしっかりで、206円台を回復している。 その他通貨では第3四半期GDPが発表された豪ドルが上下の動きを見せた後、やや買いが優勢となった。GDPは前期比+0.4%と市場予想の+0.7%を下回る伸 び。第2四半期は+0.6%から+0.7%に上方修正。前年比では+2.1%と2023年以来の高水準となったが、市場予想の+2.2%は下回った。発表直後は予想を 下回ったという結果もあって売りが出る場面もすぐに反発。堅調な伸びに豪中銀の利下げサイクル終了見通しが強まったとして豪ドル買いとなった。 日経平均株価は続伸。前引けでは前営業日比559.49円高の4万9862.94円となった。 午前11時56分現在では、ドル円は1ドル=155.71円、ユーロドルは1ユーロ=1.1638ドル、ユーロ円は1ユーロ=181.23円、ポンド円は1ポンド= 206.01円、豪ドル円は1豪ドル=102.41円、NZドル円は1NZドル=89.57円、スイス円は1スイスフラン=194.16円、カナダ円は1カナダドル= 111.50円付近で推移している。 MINKABUPRESS MINKABU PRESS
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