シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。今夜に米農務省(USDA)の月例需給報告を 控えて様子見ムードとなっている。3月限は444セント台でこう着した値動き。 今夜の需給報告に関しては、ブルーバーグ通信の集計では、米国産の新穀の期末在庫 の事前予想平均は21億4500万Buと、前月より900万Bu程度下方修正される と予想されている。一方、民間見通しを見ると、ブラジル産を中心に南米産の生産高見 通しが上方修正される可能性があるので注意したい。 前日のシカゴは総じて小幅続落。直近の週間輸出検証高が145トン台、11月6日 までの週の週間輸出成約高も97万トン台と高水準だったことは下値を支えたものの、 大豆がさらに崩れたことに圧迫された。また、調査会社、アグルーラルが2025/ 26年度のブラジル産コーン生産高見通しを1億3530万トンと、11月の米農務省 (USDA)見通しの1億3100万トンを大幅に上回ったことも嫌気された。 ただ、9日にUSDAの月例需給報告を控えていることで値動きは抑えられた。 3月限は442.50〜447.25セントで推移して、445セントを挟んだもみ 合い。引けは443.75セントだった。 <今夜の予定> ◆ ドイツ ◆ 【経済】 16:00 貿易収支 2025年10月(連邦統計庁) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 連邦公開市場委員会(FRB) 【工業】 12/10 06:30 週間石油統計(API) 【農産】 12/10 02:00 世界穀物需給見通し(USDA) 【農産】 12/10 02:00 農産物生産高(USDA) 【商品】 12/10 05:30 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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