[本日の見通し]石油=下げ幅を縮小、クリスマスまでに合意は成立するのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は下げ幅を縮小。5万8980円まで切り
返している。
 今週が終われば海外市場を中心にクリスマス休暇入りする市場参加者が増えると思わ
れるため、大雑把に言えば取引に厚みがあるのは今週末までだろう。来週から年末にか
けて取引は失われていく可能性が高い。
 ただ、トランプ米大統領がクリスマスまでのウクライナ和平を目指しているなか、報
道に目を向けなければならない日々は続くだろう。徴兵制を整えつつ、ロシアとの衝突
を視野に入れている英独仏が引き下がり、米国が主導するかたちでウクライナ和平が合
意に至るのか未だに不透明である。ゼレンスキー大統領が北大西洋条約機構(NAT
O)加盟を諦める意向であると伝わっていることは前進だが、領土問題や安全保障、終
戦後のウクライナ経済の立て直しなど、協議の余地は多いと思われる。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.15ドル高の57.59ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは57.38ドルから57.66ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万8500円から5万9500円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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