シカゴコーン市況=期近3本が小反落、大豆の騰勢一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12     451.00      453.00      448.75      450.00      - 1.00
  2025/03     459.00      461.00      457.25      458.25      - 0.75
  2026/05     464.25      466.25      463.25      464.25      - 0.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電        149,779        1,517,336  ( +  728)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(1月1日−1月5日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは小幅まちまち。期近3本が小反落。前日比は1.00セント安〜1.00セ
ント高。中心月限3月限は1.00セント安の450.00セント。
 クリスマス休暇の谷間で様子見ムードが強いなか、クリスマス前に上昇していた大豆
が上げ一服となったこともあり、コーンも上値が重くなった。また後追いの週間輸出成
約高も31日まで発表されないことで、これまでコーンの支援材料となってきた輸出面
の好調さもこの日は材料視されなかった。
 3月限は451.75セントで取引を開始。その後は448.75〜453.00セ
セントと、450セントの節目を挟んだもみ合いとなり、帳入値は450.00セント
ちょうどだった。

*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では、南部から南東部にかけて、今後10日間で高温が広がる可能性が
あるものの、雨量も平年並み〜上回る予報が出ており、大豆やコーンの生育には大きな
懸念材料となる可能性は低い。
 アルゼンチン産地では、ラパンパ地域でこれから新年にかけて少雨傾向となり、大豆
やコーンの生育が懸念されるが、その後は再び降雨が増加するだろう。

 シカゴ小麦は小反落。クリスマスの休暇ムードで値動きが抑えられ上値が重くなっ
た。ロシアとウクライナ戦争激化で黒海からの供給に不安がある一方、この日ロシアが
今年度下半期(来年2月15〜6月30日まで)の穀物輸出枠を2000万トンに引き上
げた(小麦は1500万〜1600万トン程度になると予想されている)ことが逆に輸
出競合面から嫌気された。
 中心限月の3月限は前日比2.75セント安の519.00セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズの寒波は、モンタナ州北部、ノースダコタ州に限られ、ブレーンズ中部や
南部では少雨でこの時期としては記録的な温かさとなっている。冬小麦はスノーカバー
に覆われていないが、干ばつはプレーンズ南部に限られて、強風も一部に限られてい
る。

今日の材料
・ブラジル産地では、南部から南東部にかけて、今後10日間で高温が広がる可能性が
 あるものの、雨量も平年並み〜上回る予報。
・アルゼンチン産地では、ラパンパ地域でこれから新年にかけて少雨傾向も、その後は
 再び降雨が増加する見込み。

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