ドル買い優勢、前日ドル安の調整に中東有事リスクの再燃で=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル買い優勢、前日ドル安の調整に中東有事リスクの再燃で=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル買いが優勢になっている。東京不在のアジア市場では前日のドル安の反動に動きがみられ、ドルがじり高となった。ロンドン市場は小動きで取引が始まったが「トランプ政権がイランのカーグ島の占領または封鎖を検討」との一部報道が伝わると、市場は再び警戒モードに入っている。NY原油先物が94ドル付近から97ドル付近へ再び上昇。欧州債が売られ、利回りが上昇。序盤は買われていた欧州株主要3指数(DAX、CAC40、FTSE100)が揃って下げに転じている。米株先物・時間外取引も下げ幅を拡大。いわゆる有事のドル買いが広がっている。ドル円は158.90付近へ高値の更新。ユーロドルは1.1535付近、ポンドドルは1.3364付近にそれぞれ安値を広げた。クロス円は総じて円安推移。ユーロ円は183円台半ばへ、ポンド円は212円台後半まで買われた。ただ、ポンドは対ユーロで売られており、やや上値を抑えられている。公共部門ネット負債(2月)が急増したことがポンド売りを誘った面が指摘される。昨日の英中銀会合で市場の英中銀利下げ観測が利上げに転じたことも景気先行きへの不安材料となっているようだ。

 ドル円は158円台後半での取引。オセアニア朝方の157.64付近を安値に、終日買われている。アジア市場では158.40付近まで上昇。さらにロンドン市場では高値を158.90付近まで更新している。ロンドン午前には「トランプ政権がイランのカーグ島の占領または封鎖を検討」との一部報道が有事のドル買いを広げた。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。オセアニア朝方の1.1595付近を高値に、その後は上値重く推移している。アジア午後に1.1550台まで下落したあと、いったん1.1580付近に反発も、ロンドン勢の本格参加とともに安値を1.1535付近まで広げた。ただ、足元では1.15台後半へと下げ渋っている。ユーロ円は終日堅調。アジア午前の182.60付近を安値に買われ、ロンドン序盤には高値を183.52付近に伸ばした。その後も高止まりしている。対ポンドではユーロ買いが優勢。市場で今後のECB利上げ観測が高まっていることが背景とみられる。

 ポンドドルは1.33台後半での取引。オセアニア朝方の1.3442付近を高値にロンドン朝方に1.3400付近へと軟化した。その後再び1.3430台に買い戻された。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに中東有事リスクが再燃、安値を1.3364付近に更新した。ポンド円は上昇一服。オセアニア朝方の211.70付近を安値に買われ、ロンドン序盤には212.78付近まで高値を伸ばした。しかし、その後は上値をおさえられ212円台前半で推移している。ユーロポンドは0.8615から0.8642までのレンジでユーロ買い・ポンド売りが優勢。公共部門ネット負債(2月)が急増したことがポンド売り圧力となった面が指摘される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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