[本日の見通し]石油=上昇、4−6月期から景気悪化が始まるのか?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年9月限は上昇。8万7500円まで上昇し、夜間
取引の高値に迫っている。
 ホルムズ海峡の実質的な封鎖が長期化するリスクが高まっている。米国は交渉団を積
極的に派遣しようとしているものの、イランは協議を拒んでおり、交渉が本格化しそう
な気配は乏しい。世界的にナフサが不足し、プラスチックや溶剤、接着剤など様々な供
給が止まりつつあり、生産がままならない事態となりつつある。ジェット燃料の不足か
ら国際的な物流が停滞し、4−6月期から景気の下振れが始まる可能性が高い。景気悪
化による石油需要の減退は原油相場を圧迫しそうだ。
 ただ、世界経済が多少悪化したところで供給不足が解消するわけではなく、原油相場
は高止まりする見通しである。長年にわたって米国の制裁を受けてきたイランにとって
景気悪化はあまり関係がなく、苦しいのは米国だろう。今週は主要国の中銀が政策金利
を発表するが、景気見通しの引き下げはあるのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比1.73ドル高の96.13ドルで推
移。本日これまでのレンジは95.40〜96.68ドル。
 原油9月限の予想レンジは8万7000円から8万9000円、ガソリン先限は
10万0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から11万
0000円。
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