28日(大納会)の日経平均株価は、前営業日比62円85銭安の2万14円77銭と3日ぶりに反落した。東証1部の売買高概算は11億9506万株、売買代金概算は2兆293億3900万円。値上がり銘柄数は891、対して値下がり銘柄数は1166、変わらずは72銘柄だった。 きょうの東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が乱高下したことや、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることへの警戒感から売りが先行した。日経平均は一時プラス圏に浮上する場面があったものの、あすからの年末年始の6連休を前にして利益確定の売りが優勢となった。 ただ、後場に入って下落幅を徐々に縮小する展開となり日経平均は、終値でかろうじて2万円大台を堅持しての越年となった。ただ、年足チャートでは7年ぶりの陰線となった。 個別では、業績見通しが保守的との市場の受け止めでニトリホールディングス<9843>が3日ぶり反落。さらに、19年5月期業績予想を下方修正したファーストコーポレーション<1430>は大幅安。また、東証が27日、28日付で特設注意市場銘柄に指定したと発表したことでディー・エル・イー<3686>はストップ安。このほかに、リクルートホールディングス<6098>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、ホシザキ<6465>も軟調推移となった。ZOZO<3092>はアパレル大手オンワードホールディングス<8016>の事業会社であるオンワード樫山がアパレル通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」へ出品を取りやめたと一部で報じられ、後場一段安に売られた。 半面、好調な18年3~11月期の累計決算を発表したDCMホールディングス<3050>が大幅続伸し年初来高値を更新。また、1対2の株式分割を発表した富士ソフトサービスビューロー<6188>は続急伸。さらに、業績下方修正も織り込み済との受けとめでラクオリア創薬<4579>はストップ高。業績見通しの上方修正を発表したブロードバンドタワー<3776>、スター精密<7718>も買われた。このほかに、古河電気工業<5801>、オークマ<6103>、三井金属<5706>、ファナック<6954>も堅調な値運びとなった。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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