続伸、米国とサウジが緊迫化も米大統領はならず者の殺人者に言及=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=71.78(+0.44 +0.62%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.43~0.44ドル高。その他の限月は0.91ドル安~0.46ドル高。

 ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールにあるサウジの領事館で殺害された可能性を巡って、トランプ米大統領がサウジに制裁を課すことをちらつかせた一方で、サウジは制裁に対して石油を含めた対抗措置を示唆し、供給不足が懸念された。来月から米国のイラン制裁の第2弾が始まり、イランとの石油取引が禁じられることから、イランの減産分をサウジアラビアが穴埋めしないことには供給が足らない。

 ただ、サウジのサルマン国王と電話会談したトランプ米大統領がサウジ王室ではないならず者の殺人者たちの存在に言及し、両国の緊迫感が後退した。

 時間外取引で11月限は72.70ドルまで上昇。ただ、その後はじりじりと押し戻され、マイナス転換する場面があった。通常取引開始後は70.85ドルまで軟化したが、引けにかけてはプラス圏に切り返した。

(minkabu PRESS編集部) 

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