反発、サウジの増産発言をこなして年初来高値を更新=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=76.41(+1.18 +1.57%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が1.18~1.20ドル高。その他の限月は1.17~1.29ドル高。

 米国の制裁によるイランの減産見通しを背景とした買いが続いた。イランのほかベネズエラの減産も含めて、サウジアラビアやロシアなど主要な産油国が増産して穴埋めすることによる生産余力の縮小が警戒されている。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が年末にかけて一段と増産すると発言したものの、売りは続かなかった。

 時間外取引で11月限は前日終値水準でもみ合った。通常取引開始後、74.30ドルまで下げたものの、売りに勢いはなかった。売りが尽き、買いが優勢になると76.90ドルまで年初来高値を塗り替えた。

(minkabu PRESS編集部) 

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