落ち着いた中、ややドル買い円売り=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
東京外為市場中盤のドル円は110.90円付近まで強含み。トルコのほか、中国の
景気見通しが不透明となっているなかで、昨日の海外市場ではリスク回避の円買いが強
まったものの、円買いに巻き戻しが入った。
  
 中国商務省の当局者が貿易交渉のため今月後半に訪米すると伝わったことが円安の
背景。米中貿易戦争に対する懸念がやや後退した。来週、米中双方は160億ドル相当
の輸入品に25%の追加関税を課す。
 
 ユーロ円は126円前半、ポンド円は141円ちょうど前後まで円安推移。ドル売り
も入っており、ユーロドルやポンドドルもしっかり。
 
 豪ドル円は80円半ばまで上昇。7月の豪雇用統計で、雇用者数は市場予想に反して
減少したものの、パートタイム雇用が減少した反面、フルタイム雇用は増加しており、
ほとんど嫌気されていない。失業率の低下は労働参加率の低下が背景。

 日経平均は小反発。前引けでは前営業日比29.97円高の2万2234.19円と
なった。
  
 

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