ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は90~100トン。1月14日の価格はキロあたり56.00~55.05バーツ、RSS3号タイ主要港2月積価格は201.0~203.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月31日現在11,970トン(前旬比54トン減)。

 12月下旬の入出庫は入庫516トン、出庫570トン。

◆展開予想

 JPXゴムは上昇、週明けはFOMC議事録での量的引き締め議論が市場の動揺を誘いリスクオフの中で下落するも堅調な上海に連れて反発、週間高値更新後に円高等の動きから下落する場面もあったが、週末にかけて上海と共に反発しプラス圏での引けとなっている。株式市場は大幅下落、FRBによる量的引き締めに対する警戒感が強く下げ幅が大きかった一方、商品市場はドル安進行もあって金・原油はドル建てで上昇、円建ての下落幅も限定的、ドル円はトレンドラインの節目114.5円を下抜け後円高ドル安が加速し113円台後半で推移している。

 1月14日引け時点のRSS先限は250.6円、TSR4月限(中心限月)は206.0円。週の高値はRSS257.9/TSR206.0円、週の安値はRSS242.9円/TSR203.9円。

 現物価格は227.0円程度に上昇し取引量も増加、国内の順鞘幅は流動性のある限月への乗換の動きが目立ち縮小となった。今週は産地価格がじり高で背景不明ながら週末に一段高、その影響もあってJPXゴムも強含んだが、他市場見合いでは上昇幅が最も大きく割安感は薄れている。来週以降も産地価格が続伸するようであれば上値余地が拡大するものの伸び悩んだ場合は下落調整局面となりそう。上海市場が大きく崩れなければ現物売り圧力も限定的となりやすい為、基本的には押し目買い方針を維持したい。先限は240.0~260.0円を予想する。

 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp