ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。3月13日の価格はキロあたり68.00~69.00バーツ、3月6日のRSS号タイ主要港4月積価格は240.0~245.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月20日時点4,599トン(前旬比486トン減)。

 2月中旬の入出庫は入庫457トン、出庫943トン。

◆展開予想

 OSEゴムは小反発、上海ゴムは週半ば発表の中国2月自動車生産・販売が春節とNEV補助金見直しの影響によりそれぞれ前年比20%・15%程の大幅減少となり売り優勢、中心限月は17,000元台を割込み週安値圏で引ける中、OSEゴムは円安による下支え効果により中心限月は370円台を維持し小幅上昇となった。株式は世界的に大幅下落、イラン情勢の緊迫化とエネルギー価格上昇懸念がリスクオフに繋がった。商品は貴金属がドル高進行と換金売りに押されてか下落も原油は続伸、ドル円は159円台前半まで円安ドル高が進行している。

 3月13日のRSS3号8月限(中心限月)は終値374.0円、週高値380.5円、週安値370.1円。上海天然ゴム先物5月限は終値16,795、週高値17,280、週安値16,705であった。

 オファー価格は386円程に上昇、原料価格上昇と円安が換算押上げ方向に働いた。上海ゴム受渡可能在庫は12.1万トン程、指定倉庫在庫は13.6万トン程にそれぞれ増加、継続的な入着が予想される中での需要鈍化に注意が必要か。OSEゴム1-6番限は逆鞘11.0円に急変動、受渡に絡まない向きの買戻しが入ったとみられる。主要産地では供給減少と原料価格のじり高傾向が続くも、上海ゴム軟化を受けてRSS・TSR20共に逆鞘幅が縮小する場面も散見された。輸入採算面では全限月が割安圏にあり、現状では押し目買い有利と考えるが、上海ゴムの下落や為替介入に絡む円高進行には警戒が必要だろう。中心限月は365.0~385.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp