ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は30~40トン。9月16日の価格はキロあたり46.10~46.15バーツ、RSS3号タイ主要港9月積価格は158.0~160.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、8月31日時点8,166トン(前旬比298トン減)。

 8月下旬の入出庫は入庫604トン、出庫902トン。

◆展開予想

 JPXゴムは続伸、中国では自動車生産・販売の回復傾向が続く中、11月の受渡供用期限切れ在庫が一掃された場合の在庫大幅減少が懸念され、タイでは降雨の影響から採取量減少への警戒感が台頭、上海ゴムのショートカバーが強まる中でJPXゴムも中心限月は一時227.7円台まで急上昇、週末時点でも220円台を維持している。株式は大幅反落、米CPIの高止まりとFRBの利上げ継続による景気悪化懸念が再燃、商品はドル高が再度進行し原油・金は下落となった。ドル円は米金利上昇により円安ドル高となり143円台で推移している。

 9月16日引け時点のRSS先限は229.0円、TSR12月限(中心限月)は187.7円。週の高値はRSS229.9/TSR187.7円、週の安値はRSS222.1円/TSR183.0円。

 現物価格は215円程度に大幅上昇、取引量は前週並み。上海ゴム中心限月はショートカバーか進み取組が減少、
 一時は13,000元を回復し短期的には達成感のある水準、今週の材料が継続的なものであるとすればSGXや産地価格に注意を払う必要があろう。国内市場は当月限に投げ売りがあり、1-6番限は大幅順鞘化も内部要因的要素が強く、相場全体を占う参考にはならないと考える。産地対比では中限高、先限安傾向が継続しているものの、売り買いともに妙味が乏しい状況が継続している。先限は220.0~240.0円を予想する。

ゴムチャート

 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp