[Vol.1607] プラチナの金(ゴールド)の価格推移の比較

著者:吉田 哲
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原油反落。米原油在庫の増加などで。78.25ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。1,973.50ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年01月限は14,495元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年01月限は605.7元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで1084.65ドル(前日比10.95ドル拡大)、円建てで5,288円(前日比11円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(11月15日 16時34分時点 6番限)
9,543円/g
白金 4,255円/g
ゴム 271.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)

●NYプラチナ先物(期近) 月足  単位:ドル/トロイオンス
NYプラチナ先物(期近) 月足  単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より

●本日のグラフ「プラチナの金(ゴールド)の価格推移の比較」
前回は、「今『安い』プラチナの投資効率に注目」として、金(ゴールド)とプラチナの価格水準が生む印象を確認しました。

今回は、「プラチナの金(ゴールド)の価格推移の比較」として、国内の金(ゴールド)とプラチナの価格(税抜)推移を確認します。

以下の図のとおり、現在のプラチナ価格(4,303円)は金(ゴールド)価格(9,582円)の半値以下です。プラチナ単体で見た場合、現在の価格は自身の過去の高値(2008年7月の7,079円)に比べておよそ四割も安いです。また、現在の価格はリーマンショック(2008年)や新型コロナショック(2020年)時の安値(長期視点の安値目安)に程近いという特徴もあります。

現在のプラチナ価格は、相対評価(金(ゴールド)との比較)でも、絶対評価(プラチナ自身との比較)でも、割安だといえるでしょう。この点は、投資家の皆さまの投資判断に大きな影響を及ぼし得る要因であると、筆者は考えています(もっと評価されても良い)。

長期投資を前提にした一括投資や積立投資を効率化させるために必要なことは、今「安い」ことです。今安ければ、価格の上昇余地(利益の拡大余地)を確保したり、利益の源泉ともいえる保有数量を効率的に増やしたりすることが期待できるためです。金(ゴールド)とプラチナのどちらがこうしたメリットを享受しやすいでしょうか。割安なプラチナだと、筆者は考えます。

図:国内の金(ゴールド)とプラチナの価格推移(税抜) 単位:円/グラム
図:国内の金(ゴールド)とプラチナの価格推移(税抜) 単位:円/グラム

出所:国内大手地金商のデータをもとに筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。2000年、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして情報配信を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。“過去の常識にとらわれない解説”をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌などで幅広く、情報配信を行っている。2020年10月、生涯学習を体現すべく、慶應義塾大学文学部第1類(通信教育課程)に入学。