金・白金は、世界の主要な市場(ロンドン・チューリッヒ・東京・ニューヨークなど)で絶え間なく取引が行われています。
「金先物」は、「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」グループ傘下の「ニューヨーク商品取引所(COMEX)」が世界最大のマーケットです。COMEXで形成される金先物価格(NY金先物)は世界の金先物の指標となっています。
「白金先物」は、世界最大のマーケットがCMEグループ傘下の「ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)」で、NYMEXで形成される先物価格(NY白金先物)が世界の白金先物の指標となっています。
国内では、日本取引所グループ傘下の「大阪取引所(OSE)」が「金先物」「白金先物」のメジャーなマーケットです。
金のマーケットの流れ
OSEの金先物・白金先物は、投資家のリスク許容度に対応できるようにするため、標準的な商品設計である「標準先物」に加え、これをミニ化した「ミニ先物」と「限日先物((決済期限のない取引。今後、リニューアル予定。)」があります。
また、OSEの金先物・白金先物は、夜間のみならず、祝日も取引が可能です。祝日取引の実施日はJPXのウェブサイトで確認できます。
祝日取引の実施日(2025年~2026年)(JPXウェブサイト)
金先物
OSEの金先物の「標準先物」「ミニ先物」「限日先物」について、制度概要をみてみましょう。
*市場の状況が急変した場合などは証拠金の全部又は一部が変更されることがあります。
*JSCCの「証拠金の見直し」や「日々の値洗い」により、ポジションや預けている証拠金次第では、追加で証拠金の差し入れが必要となることがあります。
金先物の制度概要の詳細はこちら(JPXウェブサイト)
証拠金に関する詳細はこちら
日本証券クリアリング機構ウェブサイト
白金先物
OSEの白金先物の「標準先物」、「ミニ先物」、「限日先物」について、制度概要をみてみましょう。
*市場の状況が急変した場合などは証拠金の全部又は一部が変更されることがあります。
*JSCCの「証拠金の見直し」や「日々の値洗い」により、ポジションや預けている証拠金次第では、追加で証拠金の差し入れが必要となることがあります。
(注)金限日先物・白金限日先物
金限日先物と白金限日先物は2026年4月13日、取引最終日(1年程度で到来)のある新商品にリニューアルされます。
これに伴い、現行の金限日先物・白金限日先物は2026年12月22日を取引最終日として休止となりますので、お取引される際には留意が必要です。
(参考)限日先物取引の休止と新商品の上場(JPXウェブサイト)
白金先物の制度概要の詳細はこちら(JPXウェブサイト)
証拠金に関する詳細はこちら
日本証券クリアリング機構ウェブサイト
金先物の取引事例について紹介します。
金先物取引は、相場が上昇すると予想した時には「買い」から、反対に相場が下落すると予想した時には「売り」から取引を始めることができます。「売り」からスタートし、予想どおり相場が下落すれば、「買い戻す」ことで利益を得ることができます。ただし、予想に反して相場が変動した場合には、損失が発生します。
買いの例
金価格の上昇を予想し、1g当たり15,000円で1枚買いました。
その後、以下のように決済(転売)した場合の損益を計算してみましょう。
なお、損益の計算では、1g当たりの損益の金額に、金標準先物であれば1,000を乗じ、また金ミニ先物・金限日先物であれば100を乗じて算出します(金先物取引の売りの例も同じです)。
- 1g当たり15,300円で決済した場合(利益)
- 1g当たり14,700円で決済した場合(損失)
売りの例
金価格の下落を予想し、1g当たり15,000円で1枚売りました。
その後、以下のように決済(買戻し)した場合の損益を計算してみましょう。
なお、損益の計算では、1g当たりの損益の金額に、金標準先物であれば1,000を乗じ、また金ミニ先物・金限日先物であれば100を乗じて算出します(金先物取引の買いの例も同じです)。
- 1g当たり14,700円で決済した場合(利益)
- 1g当たり15,300円で決済した場合(損失)
白金先物の取引事例についてみてみましょう。
白金先物取引は、相場が上昇すると予想した時には「買い」から、反対に相場が下落すると予想した時には「売り」から取引を始めることができます。「売り」からスタートし、予想どおり相場が下落すれば、「買い戻す」ことで利益を得ることができます。ただし、予想に反して相場が変動した場合には、損失が発生します。
買いの例
白金価格の上昇を予想し、1g当たり6,000円で1枚買いました。
その後、以下のように決済(転売)した場合の損益を計算してみましょう。
なお、損益の計算では、1g当たりの損益の金額に、白金標準先物であれば500を乗じ、また白金ミニ先物・白金限日先物であれば100を乗じて算出します(白金先物取引の売りの例も同じです)。
- 1g当たり6,300円で決済した場合(利益)
- 1g当たり5,700円で決済した場合(損失)
売りの例
白金価格の下落を予想し、1g当たり6,000円で1枚売りました。
その後、以下のように決済(買戻し)した場合の損益を計算してみましょう。
なお、損益の計算では、1g当たりの損益の金額に、白金標準先物であれば500を乗じ、また白金ミニ先物・白金限日先物であれば100を乗じて算出します(白金先物取引の買いの例も同じです)。
- 1g当たり5,700円で決済した場合(利益)
- 1g当たり6,300円で決済した場合(損失)
金先物取引・白金先物取引は、年間の損益を通算して利益となった場合には、その利益に対して税率20%(所得税15%、住民税5%)により課税されます(申告分離課税)。
なお、損失は3年間の繰越控除、また日経225先物取引やFX取引など他の金融商品先物取引による所得との通算が可能です。
金先物取引・白金先物取引を始めるには、金融商品取引業者において「先物・オプション取引口座」の開設が必要となります。
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