原油反発。米主要株価指数の反発などで。67.89ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,795.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,845元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年12月限は516.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1746.7ドル(前日比24.90ドル拡大)、円建てで8,673円(前日比50円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月30日 16時46分時点 6番限)
金 13,759円/g
白金 5,086円/g
ゴム (まだ出来ず)
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,000円/mmBtu(24年12月限 10月15日17時54分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『激戦州』はトランプ氏優勢に方向転換中」
前回は、「勝敗を分けるのは総獲得票数ではない」として、米国各州の支持状況(10月27日時点)を確認しました。
今回は、「『激戦州』はトランプ氏優勢に方向転換中」として、激戦州の支持状況(8月1日~10月28日)を確認します。
米国の大統領選挙では「激戦州」が存在します。先ほど述べた8つの州です。このうち、米国中西部にある五大湖周辺のペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、ミネソタの四つは「さび付いた地域」を意味するラスト(rust)ベルトに位置します。
また、米国西部のアリゾナ、ネバダ、米国東部のノースカロライナ、ジョージアの四つは、東西にのびる非白人が多く居住する「サンベルト」と呼ばれる地域に位置します。
自動車(デトロイトなど)、鉄鋼(ピッツバーグなど)、石炭(アパラチア炭田など)を擁するラストベルトでは伝統的産業の衰退が進行する中で、いかに白人労働者の支持を取り付けるかが、サンベルトでは、いかに黒人やヒスパニック系の人々の支持を取り付けるかが、同地域での勝利のカギになります。
こうした激戦州は選挙人の数が比較的多いため両候補者は、何としてでも勝利したいと思っています。激戦州で勝利することが、最終的な勝利を呼び込む、という構図です。
前々回、10月中旬以降、ハリス氏の支持率が低下し、高水準を維持していたトランプ氏とほとんど横並びになったと書きました。複数の激戦州でその傾向が改めて確認できます。ペンシルベニア、ウィスコンシン、ネバダなどがそれにあたり、いずれも、トランプ氏の追随を許す格好となっています。
バイデン政権の考えを引き継ぐハリス氏は、トランプ氏から「三年半、何もしなかった」と幾度となく酷評されています。多様性を求める方針が、政策の決定と実行を遅らせていることは否定できません。
また、ガザ地区での戦闘に抗議する声に対し、ハリス氏が突き放すような発言をしたため、アラブ系住民からのイスラエル支援の姿勢を変えないバイデン政権への不満が大きくなりました。
投開票日が迫る中、ハリス氏が背負っているバイデン政権の考え方が足かせになっていることが、トランプ氏を有利にしていると言えそうです。
図:激戦州の支持状況(8月1日~10月28日)
出所:Bloombergのデータより筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,795.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,845元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年12月限は516.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1746.7ドル(前日比24.90ドル拡大)、円建てで8,673円(前日比50円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月30日 16時46分時点 6番限)
金 13,759円/g
白金 5,086円/g
ゴム (まだ出来ず)
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,000円/mmBtu(24年12月限 10月15日17時54分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『激戦州』はトランプ氏優勢に方向転換中」
前回は、「勝敗を分けるのは総獲得票数ではない」として、米国各州の支持状況(10月27日時点)を確認しました。
今回は、「『激戦州』はトランプ氏優勢に方向転換中」として、激戦州の支持状況(8月1日~10月28日)を確認します。
米国の大統領選挙では「激戦州」が存在します。先ほど述べた8つの州です。このうち、米国中西部にある五大湖周辺のペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、ミネソタの四つは「さび付いた地域」を意味するラスト(rust)ベルトに位置します。
また、米国西部のアリゾナ、ネバダ、米国東部のノースカロライナ、ジョージアの四つは、東西にのびる非白人が多く居住する「サンベルト」と呼ばれる地域に位置します。
自動車(デトロイトなど)、鉄鋼(ピッツバーグなど)、石炭(アパラチア炭田など)を擁するラストベルトでは伝統的産業の衰退が進行する中で、いかに白人労働者の支持を取り付けるかが、サンベルトでは、いかに黒人やヒスパニック系の人々の支持を取り付けるかが、同地域での勝利のカギになります。
こうした激戦州は選挙人の数が比較的多いため両候補者は、何としてでも勝利したいと思っています。激戦州で勝利することが、最終的な勝利を呼び込む、という構図です。
前々回、10月中旬以降、ハリス氏の支持率が低下し、高水準を維持していたトランプ氏とほとんど横並びになったと書きました。複数の激戦州でその傾向が改めて確認できます。ペンシルベニア、ウィスコンシン、ネバダなどがそれにあたり、いずれも、トランプ氏の追随を許す格好となっています。
バイデン政権の考えを引き継ぐハリス氏は、トランプ氏から「三年半、何もしなかった」と幾度となく酷評されています。多様性を求める方針が、政策の決定と実行を遅らせていることは否定できません。
また、ガザ地区での戦闘に抗議する声に対し、ハリス氏が突き放すような発言をしたため、アラブ系住民からのイスラエル支援の姿勢を変えないバイデン政権への不満が大きくなりました。
投開票日が迫る中、ハリス氏が背負っているバイデン政権の考え方が足かせになっていることが、トランプ氏を有利にしていると言えそうです。
図:激戦州の支持状況(8月1日~10月28日)
出所:Bloombergのデータより筆者作成