原油反発。米主要株価指数の反発などで。70.14ドル/バレル近辺で推移。
金反落。米10年債利回りの反発などで。4,046.35ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は16,660元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は464.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2438.15ドル(前日比10.85ドル縮小)、円建てで13,511円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月29日 18時51分時点 6番限)
金 21,518円/g
白金 8,007円/g
ゴム 413.8円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「26年下半期の原油相場、複数要因が下支え」
前回は、「『土台』に支えられ長期上昇は継続か」と題して、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージについて、述べました。
今回は、「26年下半期の原油相場、複数要因が下支え」と題して、2026年下半期の原油相場の動向を占う重要な要素について、述べます。
近年のNY原油先物相場(日次平均)の推移を確認すると、2026年は中東情勢の悪化を受けて一時100ドルを超えたものの、米国・イランの両政府が停戦合意をしたことを受け、情勢が悪化した時の水準である70ドル前後まで急落したことがわかります。
この値動きは、足元の原油相場が需要と供給だけでなく、地政学的リスクなどがもたらす需要と供給への「思惑」をも反映していることを示しています。また、急落したとはいえ、2020年のコロナ禍や2021年以前の水準と比較すると依然として高値圏を維持しています。時間軸が長い上昇圧力が同時進行していることもわかります。
以下の図は、2026年下半期の原油相場を左右する主要な要因を整理した資料です。足元、大きな関心事になっている中東情勢に関しては、米国とイランによる60日間の停戦合意が8月下旬頃に期限を迎える見込みですが、この間の協議で最終合意に至った場合は、供給懸念が後退し、原油相場が大きく下落する可能性が浮上します。
一方、協議が不調に終わり、軍事的な緊張が再燃すれば、再び供給懸念が台頭し、原油相場は急反発する可能性もあります。2026年の3月以降に発生した急騰・急落のように、中東情勢の動向(基本的に悲観、トランプ米大統領など要人の発言を受けてしばしば楽観)が原油相場に大きな影響を与える展開が再来することが予想されます。
米国の金融政策も、2026年下半期の原油相場を占う上で重要な要素です。3月から6月にかけて原油価格が急落したことを受け(110ドル近辺→70ドル近辺)、夏から秋にかけて、市場では米国の利上げ確率が低下し、株式市場が堅調に推移して景気回復期待が大きくなり、原油需要の増加が意識されやすくなる可能性があります。
また、2025年にトランプ米大統領が述べた「予防的な利下げ」の可能性が高まれば、景気の下支え効果が大きくなり、原油需要の増加がさらに意識されやすくなる可能性があります。原油が影響を与える物価動向や、それに関わる今年11月の米国中間選挙に向けた要人の思惑も、原油相場を動かす要因になり得ます
供給面では、OPECプラスの動向が引き続き焦点となります。自主減産縮小(≒増産)が終了するタイミングとほぼ同時期に行われるOPEC・非OPECの閣僚会議では、足元の原油相場の水準などを踏まえながら、今年12月までとなっている協調減産を延長するかどうかを決定する見通しです。
協調減産が延長されれば、需給が引き締まりやすい状態が長期化する思惑が強まり、原油相場の下支え要因になり得ます。同時に、米国の原油戦略備蓄は中東産の代替として主に東アジア向けに輸出されており、急減状態にあります。下半期、在庫の積み増し需要に季節要因による需要が加わることも、原油相場の下支え要因になり得ます。
さらに、ホルムズ海峡の封鎖リスクは、一時的な出来事ではなく「常態化」しつつある点にも留意が必要です。仮に海峡封鎖のような極端な事態に至らなくても、輸送コストや保険料の上昇が恒常化すれば(イラン革命防衛隊が課す可能性がある通行料を含め)、原油相場はさらに支えられやすくなります。
全体として、2026年下半期の原油相場では、中東情勢、OPECプラスの生産動向、米国の金融政策・原油在庫など、複数の要因が同時進行することが予想されます。
中東情勢をきっかけとした短期的な上下の圧力にさらされるだけでなく、米国の在庫減少やOPECプラスの協調減産継続、世界的な需要回復「期待」などがもたらす中期・長期的な上昇圧力を受ける構図になる可能性があります。複数の材料を総合的に捉えながら動向を見守る必要があります。
図:2026年下半期の原油相場の動向を占う重要な要素

出所:各種資料をもとに筆者作成
金反落。米10年債利回りの反発などで。4,046.35ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は16,660元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は464.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2438.15ドル(前日比10.85ドル縮小)、円建てで13,511円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月29日 18時51分時点 6番限)
金 21,518円/g
白金 8,007円/g
ゴム 413.8円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「26年下半期の原油相場、複数要因が下支え」
前回は、「『土台』に支えられ長期上昇は継続か」と題して、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージについて、述べました。
今回は、「26年下半期の原油相場、複数要因が下支え」と題して、2026年下半期の原油相場の動向を占う重要な要素について、述べます。
近年のNY原油先物相場(日次平均)の推移を確認すると、2026年は中東情勢の悪化を受けて一時100ドルを超えたものの、米国・イランの両政府が停戦合意をしたことを受け、情勢が悪化した時の水準である70ドル前後まで急落したことがわかります。
この値動きは、足元の原油相場が需要と供給だけでなく、地政学的リスクなどがもたらす需要と供給への「思惑」をも反映していることを示しています。また、急落したとはいえ、2020年のコロナ禍や2021年以前の水準と比較すると依然として高値圏を維持しています。時間軸が長い上昇圧力が同時進行していることもわかります。
以下の図は、2026年下半期の原油相場を左右する主要な要因を整理した資料です。足元、大きな関心事になっている中東情勢に関しては、米国とイランによる60日間の停戦合意が8月下旬頃に期限を迎える見込みですが、この間の協議で最終合意に至った場合は、供給懸念が後退し、原油相場が大きく下落する可能性が浮上します。
一方、協議が不調に終わり、軍事的な緊張が再燃すれば、再び供給懸念が台頭し、原油相場は急反発する可能性もあります。2026年の3月以降に発生した急騰・急落のように、中東情勢の動向(基本的に悲観、トランプ米大統領など要人の発言を受けてしばしば楽観)が原油相場に大きな影響を与える展開が再来することが予想されます。
米国の金融政策も、2026年下半期の原油相場を占う上で重要な要素です。3月から6月にかけて原油価格が急落したことを受け(110ドル近辺→70ドル近辺)、夏から秋にかけて、市場では米国の利上げ確率が低下し、株式市場が堅調に推移して景気回復期待が大きくなり、原油需要の増加が意識されやすくなる可能性があります。
また、2025年にトランプ米大統領が述べた「予防的な利下げ」の可能性が高まれば、景気の下支え効果が大きくなり、原油需要の増加がさらに意識されやすくなる可能性があります。原油が影響を与える物価動向や、それに関わる今年11月の米国中間選挙に向けた要人の思惑も、原油相場を動かす要因になり得ます
供給面では、OPECプラスの動向が引き続き焦点となります。自主減産縮小(≒増産)が終了するタイミングとほぼ同時期に行われるOPEC・非OPECの閣僚会議では、足元の原油相場の水準などを踏まえながら、今年12月までとなっている協調減産を延長するかどうかを決定する見通しです。
協調減産が延長されれば、需給が引き締まりやすい状態が長期化する思惑が強まり、原油相場の下支え要因になり得ます。同時に、米国の原油戦略備蓄は中東産の代替として主に東アジア向けに輸出されており、急減状態にあります。下半期、在庫の積み増し需要に季節要因による需要が加わることも、原油相場の下支え要因になり得ます。
さらに、ホルムズ海峡の封鎖リスクは、一時的な出来事ではなく「常態化」しつつある点にも留意が必要です。仮に海峡封鎖のような極端な事態に至らなくても、輸送コストや保険料の上昇が恒常化すれば(イラン革命防衛隊が課す可能性がある通行料を含め)、原油相場はさらに支えられやすくなります。
全体として、2026年下半期の原油相場では、中東情勢、OPECプラスの生産動向、米国の金融政策・原油在庫など、複数の要因が同時進行することが予想されます。
中東情勢をきっかけとした短期的な上下の圧力にさらされるだけでなく、米国の在庫減少やOPECプラスの協調減産継続、世界的な需要回復「期待」などがもたらす中期・長期的な上昇圧力を受ける構図になる可能性があります。複数の材料を総合的に捉えながら動向を見守る必要があります。
図:2026年下半期の原油相場の動向を占う重要な要素

出所:各種資料をもとに筆者作成
