原油反発。米主要株価指数の反発などで。67.21ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反発などで。2,590.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,410元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年01月限は514.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1630.25ドル(前日比5.25ドル拡大)、円建てで8,178円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月18日 17時01分時点 6番限)
金 12,899円/g
白金 4,721円/g
ゴム 346.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,115円/mmBtu(25年3月限 11月15日18時22分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「主要国でじわじわ上昇する『エンゲル係数』」
前回は、「金(ゴールド)相場の短期・長期見通し」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年11月時点)を確認しました。
今回は、「主要国でじわじわ上昇する『エンゲル係数』」として、エンゲル係数(家計に占める食費 ÷ 国内家計最終消費支出)を確認します。
最近、複数の主要メディアが、「エンゲル係数」を取り上げています。足元の物価高を説明する一つのモノサシとして使われる同係数は、家計に占める食費÷国内家計最終消費支出で算出します。以下のとおり、日本を含めた西側の先進国で上昇傾向が鮮明になっています。
総務省のウェブサイトには、「エンゲル係数は、消費支出に占める食料費の割合であるため、一般にエンゲル係数が低いほど生活水準が高いことを意味します」、と書かれています。逆に、同係数が高ければ、家計に占める食費の割合が高く、それ以外の支出が抑制的になり、生活の水準が低くなることを意味します。
生活水準が高い人の中には、ESG(環境・社会・企業統治)の考え方を重視し、あえて多めに食費を払う人もいるかもしれません。また、高級志向ゆえ、食費が大きくなる場合もあるかもしれません。
こうした生活水準や意識が高い人たちが同係数を上昇させているという発想もあろうかと思いますが、世界の名だたる複数の主要国で、共通してエンゲル係数の上昇が見られていることを考えれば、生活水準や意識が高い人の件は例外の域を超えず、世界を巻き込んだ大きな潮流をきっかけとした根本的な事象が、同係数の上昇を継続させていると考えるのが自然でしょう。
グラフのとおり、同係数の上昇は2010年ごろから、目立ち始めています。今後数回に分けて、2010年を起点としたエンゲル係数の上昇の背景について筆者の考えを述べます。
図:エンゲル係数(家計に占める食費 ÷ 国内家計最終消費支出)
出所:総務省およびOECDのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反発などで。2,590.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,410元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年01月限は514.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1630.25ドル(前日比5.25ドル拡大)、円建てで8,178円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月18日 17時01分時点 6番限)
金 12,899円/g
白金 4,721円/g
ゴム 346.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,115円/mmBtu(25年3月限 11月15日18時22分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「主要国でじわじわ上昇する『エンゲル係数』」
前回は、「金(ゴールド)相場の短期・長期見通し」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年11月時点)を確認しました。
今回は、「主要国でじわじわ上昇する『エンゲル係数』」として、エンゲル係数(家計に占める食費 ÷ 国内家計最終消費支出)を確認します。
最近、複数の主要メディアが、「エンゲル係数」を取り上げています。足元の物価高を説明する一つのモノサシとして使われる同係数は、家計に占める食費÷国内家計最終消費支出で算出します。以下のとおり、日本を含めた西側の先進国で上昇傾向が鮮明になっています。
総務省のウェブサイトには、「エンゲル係数は、消費支出に占める食料費の割合であるため、一般にエンゲル係数が低いほど生活水準が高いことを意味します」、と書かれています。逆に、同係数が高ければ、家計に占める食費の割合が高く、それ以外の支出が抑制的になり、生活の水準が低くなることを意味します。
生活水準が高い人の中には、ESG(環境・社会・企業統治)の考え方を重視し、あえて多めに食費を払う人もいるかもしれません。また、高級志向ゆえ、食費が大きくなる場合もあるかもしれません。
こうした生活水準や意識が高い人たちが同係数を上昇させているという発想もあろうかと思いますが、世界の名だたる複数の主要国で、共通してエンゲル係数の上昇が見られていることを考えれば、生活水準や意識が高い人の件は例外の域を超えず、世界を巻き込んだ大きな潮流をきっかけとした根本的な事象が、同係数の上昇を継続させていると考えるのが自然でしょう。
グラフのとおり、同係数の上昇は2010年ごろから、目立ち始めています。今後数回に分けて、2010年を起点としたエンゲル係数の上昇の背景について筆者の考えを述べます。
図:エンゲル係数(家計に占める食費 ÷ 国内家計最終消費支出)
出所:総務省およびOECDのデータをもとに筆者作成