◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。4月10日の価格はキロあたり60.87バーツ、RSS号タイ主要港5月積価格は208.0~210.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、3月20日時点7,015トン(前旬比108トン増)。
3月中旬の入出庫は入庫1,194トン、出庫1,086トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅下落、上海ゴムは週明けストップ安で始まりその後一段安となったが週後半には投げ売りが一巡し下げ渋る形となる中、OSEゴム中心限月は水曜日に281.0円まで売り込まれた後、米相互関税一時停止を受けて一時300円台を回復するも、円高進行の影響で戻り売り圧力強く290円台後半で引けている。株式は週間では小幅安と相互関税90日間停止が伝えられ下げ幅を縮小、商品はドル建て金が史上最高値を更新するもその他貴金属と原油の戻りは鈍く、ドル円は一時142円台に突入するなど急速な円高ドル安が進行している。
4月11日引け時点のRSS9月限(中心限月)は297.6円、TSR7月限(中心限月)は239.0円。週の高値はRSS321.6円/TSR253.1円、週の安値はRSS281.0円/TSR230.0円。
現物価格は304円程に大幅続落、8日に投げ売りが見受けられた後、相互関税延期により下げ幅を縮小するも円高進行が重石となった。上海ゴム在庫は20万トン程度で横ばいも、中国3月の自動車生産・販売は前年同期比でそれぞれ11.87%増、8.2%増と回復基調を維持していることから、今後在庫減少につながる可能性がある。OSEゴム当先限はわずかに順鞘も全限月でフラット傾向を維持、3月末時点の指定倉庫在庫は4,074トンとわずかに増加も低水準であり、輸入採算比では割安感が増している状況、追加的な新規入着が見込めない中で月次の出庫状況を踏まえると国内需給はタイト化の方向に進んでいるだろう。海外ゴム市場・ドル円の動向に注意しながら、割安感のある水準では買いを検討したい。中心限月は280.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。4月10日の価格はキロあたり60.87バーツ、RSS号タイ主要港5月積価格は208.0~210.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、3月20日時点7,015トン(前旬比108トン増)。
3月中旬の入出庫は入庫1,194トン、出庫1,086トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅下落、上海ゴムは週明けストップ安で始まりその後一段安となったが週後半には投げ売りが一巡し下げ渋る形となる中、OSEゴム中心限月は水曜日に281.0円まで売り込まれた後、米相互関税一時停止を受けて一時300円台を回復するも、円高進行の影響で戻り売り圧力強く290円台後半で引けている。株式は週間では小幅安と相互関税90日間停止が伝えられ下げ幅を縮小、商品はドル建て金が史上最高値を更新するもその他貴金属と原油の戻りは鈍く、ドル円は一時142円台に突入するなど急速な円高ドル安が進行している。
4月11日引け時点のRSS9月限(中心限月)は297.6円、TSR7月限(中心限月)は239.0円。週の高値はRSS321.6円/TSR253.1円、週の安値はRSS281.0円/TSR230.0円。
現物価格は304円程に大幅続落、8日に投げ売りが見受けられた後、相互関税延期により下げ幅を縮小するも円高進行が重石となった。上海ゴム在庫は20万トン程度で横ばいも、中国3月の自動車生産・販売は前年同期比でそれぞれ11.87%増、8.2%増と回復基調を維持していることから、今後在庫減少につながる可能性がある。OSEゴム当先限はわずかに順鞘も全限月でフラット傾向を維持、3月末時点の指定倉庫在庫は4,074トンとわずかに増加も低水準であり、輸入採算比では割安感が増している状況、追加的な新規入着が見込めない中で月次の出庫状況を踏まえると国内需給はタイト化の方向に進んでいるだろう。海外ゴム市場・ドル円の動向に注意しながら、割安感のある水準では買いを検討したい。中心限月は280.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート