◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。7月24日の価格はキロあたり63.05~63.66バーツ、RSS号タイ主要港8月積価格は224.0~228.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月10日時点7,711トン(前旬比378トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫880トン、出庫1,367トン。
◆展開予想
OSEゴムは上昇継続、上海ゴムは中国での大規模ダム建設開始に伴う建設・建築資材需要の高まり観測が波及したのか中心限月は15,500元超まで大幅上昇する中で、OSEゴムにも連動した買いが入り中心限月は一時335.0円まで上げ幅を拡大、高値圏では売りに押されるも330円台を維持して引けている。株式は上昇、日米関税交渉が妥結し、交渉中の国々でも関税率低下への期待感が高まったとみられる。貴金属はリスクオン環境下で下落し、原油は概ね横ばい、ドル円は石破政権継続観測もあってか147円程度まで円高ドル安が進行した。
7月25日のRSS3号12月限(中心限月)は終値332.2円、週高値335.0円、週安値325.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値15,655、週高値15,655、週安値14,915であった。
現物価格は333.0円程、現物価格は概ね横ばいで小幅な円高進行が換算値を押し下げた。上海ゴム指定倉庫在庫は18.2万トン程に減少、引続き在庫取り崩しが続いている。OSEゴムは1-6番限の順鞘が縮小、産地対比での割安感を背景に現受け需要が強かったようだ。タイでは雨模様が続くもRSSの取引量は増加傾向、タイ・カンボジア間の緊張感の高まりが供給の減少・停滞に繋がるとの見方は少なく、TSR20の順鞘幅も拡大していることから、中国発の中期的な先高期待が高まっているとみられる。輸入採算面では前週比で割安幅が縮小、新規入着を呼び込む水準まではまだ距離があると考えるものの、上海ゴム・現物価格動向に注意しながら慎重に取引を進めたい。中心限月は320.0~340.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。7月24日の価格はキロあたり63.05~63.66バーツ、RSS号タイ主要港8月積価格は224.0~228.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月10日時点7,711トン(前旬比378トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫880トン、出庫1,367トン。
◆展開予想
OSEゴムは上昇継続、上海ゴムは中国での大規模ダム建設開始に伴う建設・建築資材需要の高まり観測が波及したのか中心限月は15,500元超まで大幅上昇する中で、OSEゴムにも連動した買いが入り中心限月は一時335.0円まで上げ幅を拡大、高値圏では売りに押されるも330円台を維持して引けている。株式は上昇、日米関税交渉が妥結し、交渉中の国々でも関税率低下への期待感が高まったとみられる。貴金属はリスクオン環境下で下落し、原油は概ね横ばい、ドル円は石破政権継続観測もあってか147円程度まで円高ドル安が進行した。
7月25日のRSS3号12月限(中心限月)は終値332.2円、週高値335.0円、週安値325.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値15,655、週高値15,655、週安値14,915であった。
現物価格は333.0円程、現物価格は概ね横ばいで小幅な円高進行が換算値を押し下げた。上海ゴム指定倉庫在庫は18.2万トン程に減少、引続き在庫取り崩しが続いている。OSEゴムは1-6番限の順鞘が縮小、産地対比での割安感を背景に現受け需要が強かったようだ。タイでは雨模様が続くもRSSの取引量は増加傾向、タイ・カンボジア間の緊張感の高まりが供給の減少・停滞に繋がるとの見方は少なく、TSR20の順鞘幅も拡大していることから、中国発の中期的な先高期待が高まっているとみられる。輸入採算面では前週比で割安幅が縮小、新規入着を呼び込む水準まではまだ距離があると考えるものの、上海ゴム・現物価格動向に注意しながら慎重に取引を進めたい。中心限月は320.0~340.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート