ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は5~15トン。12月4日の価格はキロあたり55.75~55.88バーツ、12月5日のRSS号タイ主要港1月積価格は204.0~208.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、11月10日時点5,948トン(前旬比504トン減)。

 11月上旬の入出庫は入庫319トン、出庫823トン。

◆展開予想

 OSEゴムは大幅反落、上海ゴムは週明け後から買い方の手仕舞い売りが先行してジリ下げ傾向となり、中心限月は15,100元程度まで値を切下げる中、OSEゴムも週初の高値から手仕舞いと新規の売りを巻き込んで棒下げ状態となり、中心限月は一時321.1円まで売り込まれたが週末を控えて安値からは下げ幅を縮小している。株式は上昇、米12月利下げが確実視される中でリスクオン傾向が継続、商品はドル安進行がサポートも貴金属は横ばいから上昇とまちまちで原油は上昇、ドル円は154円台半ばまで前週比2円弱円高ドル安が進行した。

 12月5日のRSS3号5月限(中心限月)は終値325.4円、週高値344.4円、週安値321.1円。上海天然ゴム先物1月限は終値15,090、週高値15,420、週安値15,055であった。

 オファー価格は318円程まで大幅下落、タイでの洪水懸念が和らいだことと円高進行により下げ幅が大きくなったか。上海ゴム受渡可能在庫は4.5万トン台、指定倉庫在庫は9.3万トン台と非常に緩やかな増加。OSEゴム1-6番限は順鞘5.4円程に拡大も目立った動きはなく先限と連動している。タイ南部では洪水の影響が一服し在庫消化売りが価格下押しに働いたとみられるが、インドネシアでは回復に遅れが出ているとみられ、TSR20は逆鞘傾向を維持している。輸入採算面では期近以外の割安感は概ね解消された状況が継続しており、海外ゴム・ドル円動向を踏まえながら慎重に取引を進めたい。中心限月は315.0~335.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp