◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。8月15日の価格はキロあたり59.25~59.62バーツ、RSS号タイ主要港9月積価格は218.0~220.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月10日時点7,711トン(前旬比378トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫880トン、出庫1,367トン。
◆展開予想
OSEゴムは小幅続伸、上海ゴムは12日公表の中国7月の自動車生産・販売が前年同期比では10%を超える増加を継続も前月比での減少転換や季節性を踏まえて上昇一服となり横ばいで推移する中、OSEゴムは週初こそ上海高と円安で320円台を回復もその後の上海下落と円高進行により再度320円台を割込んだが、前週比では小幅続伸となった。株式は上昇、米国の9月利下げが概ね織り込まれる中で上昇が正当化されたか。商品はリスクオン化で金は下落し、その他貴金属も横ばいで原油は下落、ドル円は147円近傍まで円高ドル安が進行した。
8月15日のRSS3号1月限(中心限月)は終値319.5円、週高値325.9円、週安値313.1円。上海天然ゴム先物1月限は終値15,715、週高値15,920、週安値15,600であった。
現物価格は322.0円程、製品取引量は高水準を維持、円高は換算にマイナスに寄与も週間では値を切上げた。
上海ゴム指定倉庫在庫は17.9万トン程に小幅増加、需要鈍化の可能性もあり今後の動向に注意したい。OSEゴム1-6番限は逆鞘幅が拡大、指定倉庫在庫減少が続く中で当月売りの動きは限定的で売り物は主に先限に集まった。タイでは引続き雨模様が継続するも価格自体の上昇幅は限定的であり、TSR20の順鞘維持を踏まえれば供給面での懸念は大きくなさそうだ。輸入採算面では全体としては割安圏を維持するものの期近の割安感は減少、上海ゴム・現物価格・ドル円の方向感の組合せによる割安幅の拡大・縮小に十分注意をしながら取引を進めたい。中心限月は310.0~330.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。8月15日の価格はキロあたり59.25~59.62バーツ、RSS号タイ主要港9月積価格は218.0~220.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月10日時点7,711トン(前旬比378トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫880トン、出庫1,367トン。
◆展開予想
OSEゴムは小幅続伸、上海ゴムは12日公表の中国7月の自動車生産・販売が前年同期比では10%を超える増加を継続も前月比での減少転換や季節性を踏まえて上昇一服となり横ばいで推移する中、OSEゴムは週初こそ上海高と円安で320円台を回復もその後の上海下落と円高進行により再度320円台を割込んだが、前週比では小幅続伸となった。株式は上昇、米国の9月利下げが概ね織り込まれる中で上昇が正当化されたか。商品はリスクオン化で金は下落し、その他貴金属も横ばいで原油は下落、ドル円は147円近傍まで円高ドル安が進行した。
8月15日のRSS3号1月限(中心限月)は終値319.5円、週高値325.9円、週安値313.1円。上海天然ゴム先物1月限は終値15,715、週高値15,920、週安値15,600であった。
現物価格は322.0円程、製品取引量は高水準を維持、円高は換算にマイナスに寄与も週間では値を切上げた。
上海ゴム指定倉庫在庫は17.9万トン程に小幅増加、需要鈍化の可能性もあり今後の動向に注意したい。OSEゴム1-6番限は逆鞘幅が拡大、指定倉庫在庫減少が続く中で当月売りの動きは限定的で売り物は主に先限に集まった。タイでは引続き雨模様が継続するも価格自体の上昇幅は限定的であり、TSR20の順鞘維持を踏まえれば供給面での懸念は大きくなさそうだ。輸入採算面では全体としては割安圏を維持するものの期近の割安感は減少、上海ゴム・現物価格・ドル円の方向感の組合せによる割安幅の拡大・縮小に十分注意をしながら取引を進めたい。中心限月は310.0~330.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート