◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~15トン。10月10日の価格はキロあたり55.10バーツ、RSS号タイ主要港11月積価格は200.0~203.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、9月10日時点6,077トン(前旬比599トン減)。
9月上旬の入出庫は入庫571トン、出庫1,170トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅反発、上海ゴムは9日の取引開始後から上昇スタートとなる中で、OSEゴムは週明けから自民党高市新総裁決定を受けた急速な円安ドル高進行・割安感拡大から買い優勢、その後の上海ゴム高が上昇に拍車をかけ、中心限月は一時315.0円まで上げ幅を拡大する場面があった。株式は日本大幅高・米国概ね上昇と米政府機関閉鎖の中で堅調さを維持、商品は金が一時4,000ドルを突破するなど貴金属全般が上昇継続も原油は下落、ドル円はショートカバーとみられる動きから一時153円台前半まで円安ドル高が進行した。
10月10日のRSS3号3月限(中心限月)は終値312.0円、週高値315.0円、週安値295.8円。上海天然ゴム先物1月限は終値15,380、週高値15,145、週安値15,505であった。
オファー価格は308円弱に下落、実物は値下がりも円安により下げ幅が大幅に抑制された。上海ゴム指定倉庫在庫は14.4万トン台に減少、流通在庫も18.1万トン弱に減少と在庫取り崩しが継続している。OSEゴム1-6番限は順鞘に転換、指定倉庫在庫は前期比で小幅に増加する中、期先限限月に買い気が集まる一方、期近は渡し目的とみられる売りが散見された。タイでは増産期の影響で成約量が増加しオファー切下がり傾向が見受けられるが、TSR20は逆鞘を維持しており必ずしも売り一辺倒ではない。中国では年末にかけてゴム需要増加傾向があり在庫取り崩し継続はプラス要因だが、国内ゴムの輸入採算面での割安幅は縮小、日本政局の不安定化に伴うドル円状況を踏まえながら慎重に取引を進めたい。中心限月は305.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~15トン。10月10日の価格はキロあたり55.10バーツ、RSS号タイ主要港11月積価格は200.0~203.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、9月10日時点6,077トン(前旬比599トン減)。
9月上旬の入出庫は入庫571トン、出庫1,170トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅反発、上海ゴムは9日の取引開始後から上昇スタートとなる中で、OSEゴムは週明けから自民党高市新総裁決定を受けた急速な円安ドル高進行・割安感拡大から買い優勢、その後の上海ゴム高が上昇に拍車をかけ、中心限月は一時315.0円まで上げ幅を拡大する場面があった。株式は日本大幅高・米国概ね上昇と米政府機関閉鎖の中で堅調さを維持、商品は金が一時4,000ドルを突破するなど貴金属全般が上昇継続も原油は下落、ドル円はショートカバーとみられる動きから一時153円台前半まで円安ドル高が進行した。
10月10日のRSS3号3月限(中心限月)は終値312.0円、週高値315.0円、週安値295.8円。上海天然ゴム先物1月限は終値15,380、週高値15,145、週安値15,505であった。
オファー価格は308円弱に下落、実物は値下がりも円安により下げ幅が大幅に抑制された。上海ゴム指定倉庫在庫は14.4万トン台に減少、流通在庫も18.1万トン弱に減少と在庫取り崩しが継続している。OSEゴム1-6番限は順鞘に転換、指定倉庫在庫は前期比で小幅に増加する中、期先限限月に買い気が集まる一方、期近は渡し目的とみられる売りが散見された。タイでは増産期の影響で成約量が増加しオファー切下がり傾向が見受けられるが、TSR20は逆鞘を維持しており必ずしも売り一辺倒ではない。中国では年末にかけてゴム需要増加傾向があり在庫取り崩し継続はプラス要因だが、国内ゴムの輸入採算面での割安幅は縮小、日本政局の不安定化に伴うドル円状況を踏まえながら慎重に取引を進めたい。中心限月は305.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート