原油反落。中東情勢の緊張緩和期待などで。65.50ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。5,209.36ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年05月限は17,240元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年04月限は488.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2902.86ドル(前日比86.14ドル縮小)、円建てで15,747円(前日比69円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月25日 18時31分時点 6番限)
金 27,110円/g
白金 11,363円/g
ゴム 375.9円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『上がっている理由が分からない』怖さ」
前回は、「下がった株価指数を見つけることは困難」として、株価指数(現地通貨建て)の地域別騰落率(2023年と2025年の年平均を比較)を、確認しました。
今回は、「『上がっている理由が分からない』怖さ」として、ETFおよび中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移を、確認します。
グラフは、上場投資信託(ETF)および中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移を示しています。1月29日に世界的な金(ゴールド)の調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシルが公表した需給に関する統計を参照しています。
ETF(類似商品を含む)をきっかけとした金(ゴールド)の需要が、2025年に大きく増えたことが分かります。+801トンは中央銀行をきっかけとした同需要に迫る水準で、同年の金(ゴールド)需要全体のおよそ16%を占めました。
ETFは「上場投資信託」と呼ばれ、「上場」という言葉のとおり、株のように取引をすることができる金融商品です。日本や米国だけでなく、世界のさまざまな証券取引所で取引をすることができます。
個人投資家はもとより、法人として運用益を大きくすることを目指す機関投資家も、多くがETFで金(ゴールド)の取引をしています。こうした投資家によるETFの購入が増えたことで、2023年から2025年までの2年間で1,000トンを超える金(ゴールド)の需要が生まれました。
こうした、ETFをきっかけとした金(ゴールド)の目覚ましい増加がみられた時期は、グラフの上部に記載した金(ゴールド)価格の推移が示すとおり、金(ゴールド)価格が歴史的な高値を更新し続けた時期でした。そして前回述べた「世界同時株高」の時期でもあります。
株高・金(ゴールド)高の中で、ETFをきっかけとした金(ゴールド)需要が増加する背景には、次の三つが挙げられると考えられます。(1)短期的な株安に備えるため、(2)中期的な株高+アルファを狙うため、(3)長期的な株安に備えるため、です。
(1)については、有事拡大をきっかけとした短期的な株安に備えるためです。これは多くの投資家が伝統的に認識してきたことと一致しています。
ただし、(2)と(3)については、「2010年ごろ」から目立ち始めた世界的な変化によって生じている背景です。(2)については、中央銀行が多くの市場に大きな影響を及ぼしていること、(3)については、SNSなどで世の中の思惑(期待・懸念)が膨張しやすくなったこと、が考慮されます。
(3)については、筆者がじかに、少なくない個人投資家の皆さまから聞いた体験も、参考にしています。
近年、筆者はイベントなどで個人投資家の皆さまから、「株価指数が上昇している理由が分からない」「今、景気が良いとは全く思えない。しかし、株価指数は上昇している」「理由が分からないから怖い」「だから金(ゴールド)に興味を持った」という趣旨の言葉を何度もうかがいました。
上昇していることが分からないことへの不安・恐怖は、金(ゴールド)を保有するれっきとした動機になり得るのです。このことは、個人投資家だけでなく、機関投資家も同じだと思われます。
先ほどのグラフの通り、2020年にETFをきっかけとした需要は減少しました。これは、金(ゴールド)価格が高くなったことや、株価指数が上昇した影響が大きかったと言えます。
しかし、足元は、株価指数が上昇しても、金(ゴールド)価格が高値を更新しても、ETFをきっかけとした金(ゴールド)の買いは増えています。このことは、株価指数の高騰がかえって不安を大きくし、金(ゴールド)を買う動機を強めているか可能性を示すものです。
さらには、2010年ごろから目立ち始めた世界的な変化が株価指数の(実態を感じにくい)上昇を後押ししていることが、個人投資家だけでなく、機関投資家の間で浸透し始めたことを示唆していると言えます。
図:ETFおよび中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移

出所:ワールド・ゴールド・カウンシルのデータを基に筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。5,209.36ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年05月限は17,240元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年04月限は488.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2902.86ドル(前日比86.14ドル縮小)、円建てで15,747円(前日比69円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月25日 18時31分時点 6番限)
金 27,110円/g
白金 11,363円/g
ゴム 375.9円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『上がっている理由が分からない』怖さ」
前回は、「下がった株価指数を見つけることは困難」として、株価指数(現地通貨建て)の地域別騰落率(2023年と2025年の年平均を比較)を、確認しました。
今回は、「『上がっている理由が分からない』怖さ」として、ETFおよび中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移を、確認します。
グラフは、上場投資信託(ETF)および中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移を示しています。1月29日に世界的な金(ゴールド)の調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシルが公表した需給に関する統計を参照しています。
ETF(類似商品を含む)をきっかけとした金(ゴールド)の需要が、2025年に大きく増えたことが分かります。+801トンは中央銀行をきっかけとした同需要に迫る水準で、同年の金(ゴールド)需要全体のおよそ16%を占めました。
ETFは「上場投資信託」と呼ばれ、「上場」という言葉のとおり、株のように取引をすることができる金融商品です。日本や米国だけでなく、世界のさまざまな証券取引所で取引をすることができます。
個人投資家はもとより、法人として運用益を大きくすることを目指す機関投資家も、多くがETFで金(ゴールド)の取引をしています。こうした投資家によるETFの購入が増えたことで、2023年から2025年までの2年間で1,000トンを超える金(ゴールド)の需要が生まれました。
こうした、ETFをきっかけとした金(ゴールド)の目覚ましい増加がみられた時期は、グラフの上部に記載した金(ゴールド)価格の推移が示すとおり、金(ゴールド)価格が歴史的な高値を更新し続けた時期でした。そして前回述べた「世界同時株高」の時期でもあります。
株高・金(ゴールド)高の中で、ETFをきっかけとした金(ゴールド)需要が増加する背景には、次の三つが挙げられると考えられます。(1)短期的な株安に備えるため、(2)中期的な株高+アルファを狙うため、(3)長期的な株安に備えるため、です。
(1)については、有事拡大をきっかけとした短期的な株安に備えるためです。これは多くの投資家が伝統的に認識してきたことと一致しています。
ただし、(2)と(3)については、「2010年ごろ」から目立ち始めた世界的な変化によって生じている背景です。(2)については、中央銀行が多くの市場に大きな影響を及ぼしていること、(3)については、SNSなどで世の中の思惑(期待・懸念)が膨張しやすくなったこと、が考慮されます。
(3)については、筆者がじかに、少なくない個人投資家の皆さまから聞いた体験も、参考にしています。
近年、筆者はイベントなどで個人投資家の皆さまから、「株価指数が上昇している理由が分からない」「今、景気が良いとは全く思えない。しかし、株価指数は上昇している」「理由が分からないから怖い」「だから金(ゴールド)に興味を持った」という趣旨の言葉を何度もうかがいました。
上昇していることが分からないことへの不安・恐怖は、金(ゴールド)を保有するれっきとした動機になり得るのです。このことは、個人投資家だけでなく、機関投資家も同じだと思われます。
先ほどのグラフの通り、2020年にETFをきっかけとした需要は減少しました。これは、金(ゴールド)価格が高くなったことや、株価指数が上昇した影響が大きかったと言えます。
しかし、足元は、株価指数が上昇しても、金(ゴールド)価格が高値を更新しても、ETFをきっかけとした金(ゴールド)の買いは増えています。このことは、株価指数の高騰がかえって不安を大きくし、金(ゴールド)を買う動機を強めているか可能性を示すものです。
さらには、2010年ごろから目立ち始めた世界的な変化が株価指数の(実態を感じにくい)上昇を後押ししていることが、個人投資家だけでなく、機関投資家の間で浸透し始めたことを示唆していると言えます。
図:ETFおよび中央銀行をきっかけとした金(ゴールド)需要と金(ゴールド)価格の推移

出所:ワールド・ゴールド・カウンシルのデータを基に筆者作成
