[Vol.2217] 原油価格高止まり、ナフサ高は継続か

著者:吉田 哲
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原油反発。米主要株価指数の反発などで。99.76ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドル指数の反発などで。4,521.17ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年09月限は17,325元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年07月限は657.0元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2585.87ドル(前日比0.78ドル縮小)、円建てで14,126円(前日比348円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(5月21日 大引け時点 6番限)
23,834円/g
白金 9,708円/g
ゴム 406.3円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「原油価格高止まり、ナフサ高は継続か」
前回は、「ナフサの輸入単価は2倍、輸入量は4割減」と題して、日本のナフサ輸入量(地域別・各年3月)について、述べました。

今回は、「原油価格高止まり、ナフサ高は継続か」と題して、日本のナフサ輸入単価(各年3月、円建ておよびドル換算)について、述べます。

以下の図は、日本のナフサの輸入単価(円建て)と、それをその時のドル円の相場を考慮してドル建てに換算した輸入単価の推移です。

グラフの直近の値である2026年3月は、まだ世界的な原油価格の大幅上昇の影響を受けていません。今後、先んじて急騰した原油価格に追随し、目立った上昇を演じる可能性があります。

このグラフで注目すべき点は、2021年あたりから、二つの値に大きな乖離(かいり)が生じ始めたことです。まさに、ドル円が円安方向に急激に進み始めたタイミングです。この円安が、日本のナフサの輸入単価を上振れさせていると言えます。

図:日本のナフサ輸入単価(各年3月、円建ておよびドル換算) 単位:円/キロリットル
図:日本のナフサ輸入単価(各年3月、円建ておよびドル換算) 単位:円/キロリットル
出所:貿易統計のデータなどを基に筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。