原油反落。中東情勢の鎮静化期待などで。79.24ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。4,362.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は18,135元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は527.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2560.15ドル(前日比18.65ドル縮小)、円建てで13,835円(前日比61円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 18時32分時点 6番限)
金 22,933円/g
白金 9,098円/g
ゴム 444.9円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワード
前回は、「株と金(ゴールド)の『逆・逆相関』」と題して、S&P500とNY金(ゴールド)先物の価格推移について、述べました。
今回は、「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワードと題して、足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べます。
(前回述べた)教科書と逆のことが起きているのは、短中期視点の複数のテーマがもたらす複数の上下の圧力が相殺されているから、です。この場合の具体的なテーマ・圧力について、述べます。
まずは、「伝統的な有事」に分類されるイラン戦争勃発をきっかけとした不安拡大(戦争、インフレ、景気後退など)起因の上昇圧力です。そして、「代替資産」に分類される空前のAI・半導体ブーム、巨大新規公開株(IPO)などがもたらす主要国の株価指数の高騰起因の下落圧力です。
それに加えて、「代替通貨」に分類されるインフレ懸念がもたらす米国の利下げの頓挫や、しばしば目立つ行き過ぎた有事「有事のドル買い」をきっかけとした下落圧力、そして同テーマがもたらす相対的な通貨安をきっかけとした上昇圧力です。
こうした上下の圧力が相殺され、金(ゴールド)価格が形成されていると、考えられます。金(ゴールド)価格が下落していると有事は解消されたと認識する方もおられるようですが、実際はそうではなく、その有事をきっかけとした上昇圧力が、別途発生している下落圧力に打ち消されている、というイメージです。
特に短中期の金(ゴールド)相場の動きについては、「複数同時」「圧力相殺」が、分析する際の必須キーワードだと言えます。一つの材料で動いていない、同時に上下の圧力がかかっており、勝った方に価格が動く、というイメージです。このように考えることで、「逆・逆相関」を説明することができるようになります。
6月15日(月)のアジア時間に、米国とイランが覚書に署名することが公表され、中東情勢の緊張が緩和する期待が浮上したときに、金(ゴールド)価格が急反発したことも、この考え方に基づけば、説明することができます。
図:足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。4,362.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は18,135元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は527.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2560.15ドル(前日比18.65ドル縮小)、円建てで13,835円(前日比61円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 18時32分時点 6番限)
金 22,933円/g
白金 9,098円/g
ゴム 444.9円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワード
前回は、「株と金(ゴールド)の『逆・逆相関』」と題して、S&P500とNY金(ゴールド)先物の価格推移について、述べました。
今回は、「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワードと題して、足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べます。
(前回述べた)教科書と逆のことが起きているのは、短中期視点の複数のテーマがもたらす複数の上下の圧力が相殺されているから、です。この場合の具体的なテーマ・圧力について、述べます。
まずは、「伝統的な有事」に分類されるイラン戦争勃発をきっかけとした不安拡大(戦争、インフレ、景気後退など)起因の上昇圧力です。そして、「代替資産」に分類される空前のAI・半導体ブーム、巨大新規公開株(IPO)などがもたらす主要国の株価指数の高騰起因の下落圧力です。
それに加えて、「代替通貨」に分類されるインフレ懸念がもたらす米国の利下げの頓挫や、しばしば目立つ行き過ぎた有事「有事のドル買い」をきっかけとした下落圧力、そして同テーマがもたらす相対的な通貨安をきっかけとした上昇圧力です。
こうした上下の圧力が相殺され、金(ゴールド)価格が形成されていると、考えられます。金(ゴールド)価格が下落していると有事は解消されたと認識する方もおられるようですが、実際はそうではなく、その有事をきっかけとした上昇圧力が、別途発生している下落圧力に打ち消されている、というイメージです。
特に短中期の金(ゴールド)相場の動きについては、「複数同時」「圧力相殺」が、分析する際の必須キーワードだと言えます。一つの材料で動いていない、同時に上下の圧力がかかっており、勝った方に価格が動く、というイメージです。このように考えることで、「逆・逆相関」を説明することができるようになります。
6月15日(月)のアジア時間に、米国とイランが覚書に署名することが公表され、中東情勢の緊張が緩和する期待が浮上したときに、金(ゴールド)価格が急反発したことも、この考え方に基づけば、説明することができます。
図:足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境

出所:筆者作成
