原油反発。米主要株価指数の反発などで。76.19ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。4,347.76ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は17,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は510.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2556.46ドル(前日比16.76ドル拡大)、円建てで13,775円(前日比63円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月17日 18時48分時点 6番限)
金 22,825円/g
白金 9,050円/g
ゴム 439.0円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「逆相関から株・金(ゴールド)同時上昇へ」
前回は、「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワードと題して、足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べました。
今回は、「逆相関から株・金(ゴールド)同時上昇へ」と題して、長期視点の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べます。
前回・前々回で、近年の短期視点の金(ゴールド)市場の傾向を確認しました。ここからは、長期視点の金(ゴールド)市場の傾向を確認します。S&P500と、NY金(ゴールド)先物の長期視点の価格推移です。
1980年代は、大まかに言えば、相関係数(マイナス0.6)が示す通り、株と金(ゴールド)は逆に動く傾向がありました。2010年ごろ以降は、相関係数(+0.82)が示す通り、株と金(ゴールド)は同じように動く傾向があります。
教科書に書かれている「株と金(ゴールド)は逆相関」の傾向があった1980年代は、株をメインとしたポートフォリオの中に、金(ゴールド)をどのように入れるか、という議論が盛んでした。
具体的にはメインの株が不安定化している、あるいはしそうな時、資金の逃避先と目される傾向がある金(ゴールド)を多く持つ、メインの株が好調である時は、資金の逃避先は重要視されず金(ゴールド)をあまり持たない、という傾向です。
こうした傾向の結果、「株と金(ゴールド)は逆相関」ができ上がったと言えます。株と金(ゴールド)が、横でつながっていた、時代です。
2010年ごろ以降は、相関係数が示す通り、同じように上がったり、同じように下がったり、しています。こうした動きは、同一の大きなテーマがもたらす影響を、株と金(ゴールド)、それぞれが受け、その結果として株高・金(ゴールド)高が起きていると考えるのが自然です。
横のつながりではない、ということです。もし仮に横のつながりなのであれば、株高の中、金(ゴールド)の価格は大暴落しているはずです。大暴落が起きていないということは、同一の大きなテーマが株価を押し上げ、同時に同じテーマが「別の文脈で」金(ゴールド)の価格を押し上げていると言えます。
同一の大きなテーマは、以下の図で示している「非伝統的な有事」の一つである、「通貨価値希薄化懸念」に関わる事象です。通貨の価値が希薄化する懸念は、通貨の供給量の急増がもたらしています。この通貨の供給量の急増が同一の大きなテーマの一つです。
通貨の供給量が急増することで、景気回復期待が高まり株価指数が大きく上昇することがあります。通貨の供給量が急増することで、社会で広く、資金の融通が行われ、景気回復が進むことを期待させるためです。
同時に、通貨の供給量が急増することで、その通貨の価値が薄まってしまう懸念を大きくします。このことは代替通貨として、金(ゴールド)の存在感を大きくします。
2010年ごろ以降、こうした経緯が一因で、株と金(ゴールド)の価格が大きく上昇したのです。同年ごろ以降の株と金(ゴールド)の長期上昇トレンドは、横のつながりによってもたらされたのではなく、同一の大きなテーマが目立ったことをきっかけに、結果的に起きたと言えるでしょう。
図:長期視点の金(ゴールド)市場を取り巻く環境

出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。4,347.76ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年09月限は17,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年08月限は510.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2556.46ドル(前日比16.76ドル拡大)、円建てで13,775円(前日比63円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月17日 18時48分時点 6番限)
金 22,825円/g
白金 9,050円/g
ゴム 439.0円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「逆相関から株・金(ゴールド)同時上昇へ」
前回は、「『複数同時』『圧力相殺』」が必須キーワードと題して、足元の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べました。
今回は、「逆相関から株・金(ゴールド)同時上昇へ」と題して、長期視点の金(ゴールド)市場を取り巻く環境について、述べます。
前回・前々回で、近年の短期視点の金(ゴールド)市場の傾向を確認しました。ここからは、長期視点の金(ゴールド)市場の傾向を確認します。S&P500と、NY金(ゴールド)先物の長期視点の価格推移です。
1980年代は、大まかに言えば、相関係数(マイナス0.6)が示す通り、株と金(ゴールド)は逆に動く傾向がありました。2010年ごろ以降は、相関係数(+0.82)が示す通り、株と金(ゴールド)は同じように動く傾向があります。
教科書に書かれている「株と金(ゴールド)は逆相関」の傾向があった1980年代は、株をメインとしたポートフォリオの中に、金(ゴールド)をどのように入れるか、という議論が盛んでした。
具体的にはメインの株が不安定化している、あるいはしそうな時、資金の逃避先と目される傾向がある金(ゴールド)を多く持つ、メインの株が好調である時は、資金の逃避先は重要視されず金(ゴールド)をあまり持たない、という傾向です。
こうした傾向の結果、「株と金(ゴールド)は逆相関」ができ上がったと言えます。株と金(ゴールド)が、横でつながっていた、時代です。
2010年ごろ以降は、相関係数が示す通り、同じように上がったり、同じように下がったり、しています。こうした動きは、同一の大きなテーマがもたらす影響を、株と金(ゴールド)、それぞれが受け、その結果として株高・金(ゴールド)高が起きていると考えるのが自然です。
横のつながりではない、ということです。もし仮に横のつながりなのであれば、株高の中、金(ゴールド)の価格は大暴落しているはずです。大暴落が起きていないということは、同一の大きなテーマが株価を押し上げ、同時に同じテーマが「別の文脈で」金(ゴールド)の価格を押し上げていると言えます。
同一の大きなテーマは、以下の図で示している「非伝統的な有事」の一つである、「通貨価値希薄化懸念」に関わる事象です。通貨の価値が希薄化する懸念は、通貨の供給量の急増がもたらしています。この通貨の供給量の急増が同一の大きなテーマの一つです。
通貨の供給量が急増することで、景気回復期待が高まり株価指数が大きく上昇することがあります。通貨の供給量が急増することで、社会で広く、資金の融通が行われ、景気回復が進むことを期待させるためです。
同時に、通貨の供給量が急増することで、その通貨の価値が薄まってしまう懸念を大きくします。このことは代替通貨として、金(ゴールド)の存在感を大きくします。
2010年ごろ以降、こうした経緯が一因で、株と金(ゴールド)の価格が大きく上昇したのです。同年ごろ以降の株と金(ゴールド)の長期上昇トレンドは、横のつながりによってもたらされたのではなく、同一の大きなテーマが目立ったことをきっかけに、結果的に起きたと言えるでしょう。
図:長期視点の金(ゴールド)市場を取り巻く環境

出所:筆者作成
