[Vol.2280] 金(ゴールド)関連投資商品選びのコツ

著者:吉田 哲
ブックマーク
原油反発。中東情勢の悪化懸念などで。86.30ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。4,544.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。27年01月限は18,460元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年10月限は583.4元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2,741.90ドル(前日比7.10ドル拡大)、円建てで14,364円(前日比24円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(8月20日 17時32分時点 6番限)
23,451円/g
白金 9,087円/g
ゴム 438.0円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「金(ゴールド)関連投資商品選びのコツ」
前回は、「全体像は『七つのテーマ』で把握できる」と題して、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージ(七つのテーマ)について、述べました。

今回は、「金(ゴールド)関連投資商品選びのコツ」と題して、時間軸ごとのテーマとそれになじむ金(ゴールド)関連の投資商品について、述べます。

金(ゴールド)投資では、価格の方向性だけでなく、「どの投資商品を用いるか」が大変に重要です。金(ゴールド)投資を効率化させるためには、注目するテーマ(材料)と投資商品の特性における「時間軸」を一致させる必要があります。

例えば、伝統的な有事、代替資産、代替通貨という、短中期の時間軸を持つテーマに注目して取引を行う場合、選択する投資商品は、機動的に売買しやすい金(ゴールド)関連の個別株や上場投資信託(ETF)、商品先物、商品CFDなどがなじみます。

短時間で変化する伝統的な有事に関わる諸情勢、短期視点の株価、ドルなどの動きを見ながら取引を行うことになるためです。レバレッジがかかっている商品先物や商品CFDは、短期間で大きな利益も大きな損も発生し得るため、なおのこと注意が必要です。

一方、中央銀行や非伝統的な有事という、中長期・超長期の時間軸を持つテーマに注目して取引を行う場合、選択する投資商品は、時間をかけて保有数量を増やすことを目指す「積み立て取引」を行う仕組みがある、純金積立や金(ゴールド)関連の投資信託などがなじみます。

楽天証券のかぶミニや米株積立を利用して金(ゴールド)関連の個別株を積み立てる方法も考えられます。

注目するテーマ(材料)と投資商品の特性における「時間軸」を一致させることで、矛盾が少ない、効率的な金(ゴールド)投資が可能であると、筆者は考えています。このことが現代の、金(ゴールド)関連の投資商品を選ぶ際のコツだと思います。

図:時間軸ごとのテーマとそれになじむ金(ゴールド)関連の投資商品
図:時間軸ごとのテーマとそれになじむ金(ゴールド)関連の投資商品
出所:筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。