[Vol.2290] タンカーの航行数の回復は困難

著者:吉田 哲
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原油反発。米主要株価指数の反発などで。91.53ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。4,485.76ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。27年01月限は18,640元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年10月限は681.7元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2,700.56ドル(前日比50.56ドル拡大)、円建てで14,196円(前日比31円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(9月3日 17時51分時点 6番限)
23,037円/g
白金 8,841円/g
ゴム 429.0円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「タンカーの航行数の回復は困難」
前回は、「『ステージ』が変わったイラン戦争」と題して、イランが支援しているとされるイスラム武装組織「フーシ派」について、述べました。

今回は、「タンカーの航行数の回復は困難」と題して、主要な海上の要衝を通過したタンカーの数(21日間平均 2026年8月23日まで)について、述べます。

以前の「[Vol.2288] 非西側化する産油国の思惑」で述べたOPECプラスの参加国の一つで、ホルムズ海峡に面するオマーンによる通行料の徴収が重なれば、なおのこと、事態を鎮静化させることは困難になります。

目下、中東情勢は軍事戦争に加え、海運、エネルギー安全保障、金融政策などに影響を与える経済戦争の様相を呈しています。

こうした状況において、以下の図が示す、ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡を航行するタンカーの数が劇的に回復することは、考えにくいといえます。

図:主要な海上の要衝を通過したタンカーの数(21日間平均 2026年8月23日まで) 単位:隻
図:主要な海上の要衝を通過したタンカーの数(21日間平均 2026年8月23日まで) 単位:隻
出所:Port Watchのデータより筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。