◆ファンダメンタルズ 【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約110~130トン。2月6日の価格はキロあたり40.29~42.05バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は163.0~165.0セント。 【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、1月20日現在13,476トン(前旬比236トン減)。 1月中旬の入出庫は入庫372トン、出庫608トン。 ◆展開予想 今週は上海ゴム市場が再開しストップ安張り付き、翌日こそストップ安水準を外れたが、東京市場も影響を免れず先限は一時165.6円まで売られた。ただ、その後は産地対比での“割安感”もあり買い気が強まると170円台を回復、週間で下落も安値からは値を戻す展開となった。ドル円は新型肺炎に対する過度な警戒感が後退、中国の一部対米関税引き下げもあり、日米株は上昇、109円後半まで円安が進行しゴム価格にはプラスとなった。 2月7日正午過ぎ現在RSS先限は176.7円前後、TSR先限は153.1円前後の取引。週の高値はRSS181.5円/TSR153.1円、週の安値はRSS165.6円/TSR146.2円。 上海ゴムは東京・シンガポール対比で独歩安の展開、取引再開後に強制ロスカットを迫られた買い方も多かっただろう。東京・シンガポール・産地価格も少なからぬ影響を受けたが、現在は落ち着いた値動きとなっている。産地価格は180円台半程でほとんど変わらないものの、上海市場は完全なあく抜けには至っておらず変動幅が大きい時間帯が続くと思われる。日々の値動き以外では上海市場とその他市場の連動性が薄れており、目先は産地価格を参照しながら取引を進めるのが基本となりそうだ。東京ゴムは産地対比で“割安”状態が続いており現状の価格水準であれば押し目買い、戻り売りで臨みたい。先限のレンジは170.0~187.0円を予想する。![]()
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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp
小次郎講師テクニカルコラム
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