原油反発。主要株価指数の反発などで。32.27ドル/バレル近辺で推移。 金反発。ドルインデックスの反落などで。1,754.00ドル/トロイオンス近辺で推移。 上海ゴム(上海期貨交易所)反発。20年09月限は10,420元/トン付近で推移。 上海原油(上海国際能源取引中心)反落。20年07月限は268.6元/バレル付近で推移。 金・プラチナの価格差、ドル建てで838.75ドル(前日比17.25ドル縮小)、円建てで3,166円(前日比15円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。 東京市場は以下のとおり。(5月20日 20時15分頃 先限) 金 6,074円/g 白金 2,908円/g 原油 25,250円/kl ゴム 155.4円/kg とうもろこし 22,400円/t ●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル) 出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より ●本日のグラフ「4月の米国ガソリン消費量は、前月比30%以上減少」 前回は「4月の世界の石油需給バランス、予想を超える供給過剰」として、先週、EIA(米エネルギー省)が公表した短期見通しに収録された、世界の石油供給量と消費量から計算した、世界の石油の需給バランスについて書きました。 今回は「4月の米国ガソリン消費量は、前月比30%以上減少」として、同短期見通しに収録された、米国のガソリン消費量と製油所への原油の投入量について書きます。 米国国内の4月の、ガソリン消費量と原油の製油所への投入量は、ともに、前月に比べ、減少しました。 特にガソリン消費量は、3月に比べ、30%以上、減少しました。 実質的な原油の消費量と言える、製油所への原油の投入量は、前月比16%減少でした。 また、EIAは、ともに、新型コロナウイルスの感染拡大による消費減少の最悪期は、先月4月で、今後は年末にかけて、徐々に、回復していくとしています。 すでに、最悪期は通過した、としているわけです。 前回書いた通り、やはり、見込み通りに事が進むかが、今後の大きな焦点になると、考えられます。 この点で言えば、先週公表されたEIAの週次ベースの統計(5月8日時点が最新)では、原油の投入量が、2週間ぶりに減少しました。 4月最終週と5月1週目の統計では、増加したため、米国国内の石油製品の消費が回復する兆しが出始めたのか、と期待をいだきましたが、3週連続の増加とはなりませんでした。 米国国内のガソリン消費量、製油所への原油投入量に、引き続き、注目していきたいと思います。 図:米国のガソリン消費量と製油所への原油投入量 単位:百万バレル/日量 出所:EIA(米エネルギー省)のデータをもとに筆者作成