ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は60~70トン。3月25日の価格はキロあたり61.20~61.39バーツ、RSS3号タイ主要港4月積価格は244.0~246.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月28日現在7,641トン(前旬比467トン増)。

 2月下旬の入出庫は入庫1,016トン、出庫549トン。

◆展開予想

 JPXゴムは大幅続落、水曜日に米政権が富裕層向け減税措置を打ち切ることを検討等の報により株式市場が売られ、商品相場もドル高進行により高値圏から下落する中で、JPXゴムも売られる展開、先限は260円を割込むと買い方の投げ売りもあり一時245.1円まで下落したが売り一巡後は安値圏での取引に終始した。株式・商品市場共に高値からの下落調整局面、ドル円はドル高トレンドが継続し109円台前半まで円安が進行している。

 3月26日正午過ぎ現在RSS先限は247.8円前後、TSR先限は191.0円前後の取引。週の高値はRSS265.9/TSR196.0円、週の安値はRSS245.1円/TSR191.0円。

 現物市場は250.0円程度、週間取引はUSS・RSS3共に減少し先物市場に比して下げ幅は限定的、ウィンタリング入りを迎え出物が減少しているようだ。今週は上海・シンガポール市場共に下落となったが、国内市場の下げ幅が最も大きく国内市場内での需給的側面が大きく出たか。JPXゴムは産地対比で下鞘圏まで下落しており売り一巡後は産地見合いの価格に回帰する可能性が高そう。上海市場の底割れや投げ売りリスクに警戒は必要だが、産地価格が崩れない限り押し目買い方針で臨みたい。先限は240.0~270.0円を予想する。

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp