第3回、トレンドラインとチャネルライン、その1

□さて、上昇トレンドって一体どういう状態を指すだろう?次のチャートの中からこの期間全体を通して上昇トレンドと言えるのはどれかな?答えてごらん。


■「全部、じゃないですか?」

□そう見えるか?だがそうではない。
まず、トレンドの定義を教えよう。メモするように。『上昇トレンドとは高値の切り上げ、安値の切り上げ、下降トレンドとは安値の切り下げ、高値の切り下げ』じゃ。

■「高値の切り上げ、安値の切り上げ、ですか!?禅問答みたいで・・・わかったような・・・わからないような。』

□トレンドは波動と言って波打つ。波打ちながら上昇していったり、下降していったりするわけじゃ。その波の動きの中に小さな山と谷が出来る。上昇トレンドというのはその小波動の天井と底が、それぞれ前回の小波動の天井より高く、前回の底より高いという状態を言う。




□この状態を維持していることがトレンドの条件じゃ。ということは先ほどの例では1番が典型。これは間違いなく上昇トレンドとわかる。

例えば②のケースでは途中に前回より低い安値が登場するので上昇トレンドとは言えない。③のケースも同様に途中に前回より低い高値が登場するので上昇トレンドは言えないのだ。

それに対し④の例はいびつではあるが、「高値の切り上げ、安値の切り上げ」という前提条件をかろうじてクリアしているので、一応上昇トレンドと言える。ということで正解は①と④ね。

■「なるほど。」

□逆に言えば、小波動の天井が前回の天井より低い場合、底が前回の底より低い場合、上昇トレンドが破綻したということになる。そしてこれがトレンド転換を予兆しているのだ。