金相場、連日の高値更新も2月は調整に注意したい

著者:菊川 弘之
ブックマーク
 人類滅亡までの残り時間をカウントダウンする「終末時計」が過去最短の「残り85秒」に更新された。

 「終末時計」はアメリカの科学誌が核戦争や気候変動などの脅威を分析し、人類滅亡までの残り時間を毎年発表しているもの。原子プロジェクトに活発な参加を行った米国人物理学者らによって考案され、その後、1947年、「 Bulletin of the Atomic Scientists」(科学雑誌)の表紙絵となった。

 2026年は「国際的な相互理解が崩壊しつつある」などとして2025年から4秒針が進み「残り85秒」で過去最短となった。これは、第二次大戦を超えて、午前0時まで最接近した。

 昨年12月5日に公表されたアメリカの国家安全保障戦略(NSS)で、トランプ大統領の西半球を重視姿勢が明記され、それが具現化される流れが2026年に入って急速に高まっている。NSSでは世界の紛争に積極的に介入してきた歴代政権の外交・安保戦略を否定。「他国のことに関心を払うのは米国の利益に関与する場合のみだ」と明言。米国は世界に介入せず南北アメリカの縄張りを守るという「モンロー主義」への回帰を打ち出し、トランプ大統領は、西半球を支配する決意を「ドンロー主義(トランプ氏の名前とモンロー主義を掛け合わせた造語)」というフレーズで表した。

世界の終末時計の針とNY金
 

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券インベストメント株式会社 チーフ・ストラテジスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。

https://www.nsinvestment.co.jp/

http://market-samurai.livedoor.biz/