第34回、一目均衡表その5、「転換線を極める!」

図

■そして、上記のとおり、価格がもし転換線の上にあるとしたら、それは短期の買い勢力と売り勢力の均衡がとれていることを示します。つまり転換線こそが短期の買い勢力と売り勢力の均衡点を示す線ということです。

□OK。ここまではクリアしたようだね。つまり転換線と価格の位置関係をみただけで次のことがわかる。

【転換線と価格の関係からわかること】 ・価格が転換線より上にあれば、短期勢力は買いの方が優勢。 ・価格が転換線上にあれば、短期勢力は売りと買いが均衡している。 ・価格が転換線より下にあれば、短期勢力は売りの方が優勢。
■あ、それは前回よく勉強しました。

4、押し目・戻しの限界ポイント 

□さて、ここで非常に重要は話をする。一目均衡表を分析に使うための非常に重要なセオリー。今まで丁寧に勉強してきたのはこれを理解するためと言っていい。 ■なんでしょう。そう言われると、わくわくします。 □一目均衡表の各線は二つの意味を持つ。二つの意味とは『トレンドがあるときは、押し目・戻しの限界ポイントを示す。もみあいのときはもみあいの中心を示す。』ということ。
一目均衡表の各線は ・トレンドがあるときは押し目・戻しの限界ポイントを示す。 ・もみあいのときはもみあい相場の中心を示す。
□これはとてもとても大事。ただ、一目均衡表の各線と言ったが、この特徴は半値線により現れるもの。よって遅行スパンは別物。転換線・基準線・先行スパン1・2はトレンドがあるときは押し目・戻しの限界ポイントを示し、もみあいのときはもみあい相場の中心を示す。 ■もみあいのときにもみ合い相場の中心を示すというのはよくわかります。先ほどの図ですね。もう一度先ほどの図を掲載しますが、このもみあいの中心と書いてある線が、実は一目均衡表のそれぞれの線になるというわけですね。 図 □そういうこと。 ■押し目・戻しの限界ポイントとは、どういった意味ですか?なんとなくわかる気もしますが、もう少し詳しく教えてください。