第38回、一目均衡表その9、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?後編、均衡表の好転・逆転の本質!」

今日のまとめ

【26本の計測法】 ・最新の足から遅行スパンの表示されている足までが26本。 ・最新の足から先行スパン1・2が表示されている一番先の部分までも26本分の距離。 【遅行スパン法】 ・最新の足から遅行スパンの表示されている先端の足までの四角形を作る。 ・上の線は26日間の最高値の線。 ・下の線は26日間の最安値の線。 ・この四角形の中心の線が現在の基準線の位置を示している。 【26本の計測法2】 過去26本を計測したい基準となる足の終値に注目する。で、その終値から過去方向に水平線を引く。で、遅行スパンと交わる部分を探す。その交わる部分に当たる日の足と基準になる日の足とが26本分の距離になる。 【同値】 転換線と基準線が同値になれば、その時点で転換とみなす。 【上昇トレンドでの転換線と基準線の関係】 ・過去9日間の最高値と過去26日間の最高値は同じになる。 ・過去9日間の最安値は過去26日間の最安値より高い。 ・以上より過去9日間の中心値は26日間の中心値より高い。 ・ということで上昇トレンドでは転換線が基準線より上に位置する。 【下降トレンドでの転換線と基準線の関係】 ・過去9日間の最安値と過去26日間の最安値は同じになる。 ・過去9日間の最高値は過去26日間の最高値より低い。 ・以上より過去9日間の中心値は26日間の中心値より低い。 ・ということで下降トレンドでは転換線が基準線より下に位置する。 【転換線と基準線のクロス点と価格の関係からわかること】 ・価格がクロス点より上にあれば、短期勢力も中期勢力も買いの方が優勢。 ・価格がクロス点上にあれば、短期勢力も中期勢力も売りと買いが均衡している。 ・価格がクロス点より下にあれば、短期勢力も中期勢力も売りの方が優勢。 【均衡表の好転・逆転の重要性】 ・短期・中期の買い方・売り方の勢力図が一挙に変わるポイントが「均衡表の好転・逆転」の位置(=基準線と転換線がクロスする場所)である。 【P波動・Y波動】 ・次第に収束していくもみあいを一目均衡表ではP波動 次第に拡散していくもみあいを一目均衡表ではY波動と呼ぶ。 【好転・逆転前の価格変動から騙しを見抜く】 ・ブーメラン型・・・正しい均衡表の好転・逆転の形 ・M型・W型・・・天底が同じ周期のもみあい ・P波動・・・上下幅が収束していくもみあい。 ・Y波動・・・上下幅が拡散していくもみあい ・暴騰・暴落型・・・過去9日内に暴騰・暴落があったケース。  ※基準線と転換線がある期間重なったまま動くのはこのケース 仕掛けていいのはブーメラン型。 【もみあい相場の中での均衡表の好転・逆転=仕掛けない方がいいケース】 ・基準線は横ばいか横ばいに近い。 ・価格・転換線は一時的に基準線から離れていくも、すぐに基準線に向けて戻っていき再クロスをする。 【トレンドがある中での均衡表の好転・逆転=仕掛けてもいいケース】 ☆好転 ・好転後、価格・転換線が基準線からどんどん離れて上昇していき、一時的に近づいても、すぐに離れてどんどん上昇していく。 ・基準線は転換線の動きに影響されて遅れて上昇しだす。 ・転換線と基準線は間隔をもちながら上昇していく。 ☆逆転 ・逆転後、価格・転換線が基準線からどんどん離れて下降していき、一時的に近づいても、すぐに離れてどんどん下降していく。 ・基準線は転換線の動きに影響されて遅れて下降しだす。 ・転換線と基準線は間隔をもちながら下降していく。   □第38回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2  累計単位数84 テクニシャンまであと  16単位! 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g