第43回、一目均衡表その14、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、前編」

3、遅行スパンの本質 

□ということで、早くも遅行スパンの本質を話そう。遅行スパンの本質は25日前の価格と現在の価格を比較するということ。 ■なるほど、よく計算せずに26日前の価格との比較だと思っていましたが、そうですね。25日前の価格との比較ですね。そしてそれは価格線の側から言えば25日後の価格との比較ということになりますね。 □そうだね。価格線の位置に描かれる遅行スパン2は25日後のものだからね。 zu4 □そして将来の価格と比較しているということは・・・遅行スパンが価格より上にあるということは、どういうことを示しているかな? ■そのとき買った人は25日後儲かっているということ。 □だね。逆に売っている人は損している。では、遅行スパンが価格より下にあるということは? ■そのとき買った人は25日後損をしている。そのとき売った人は25日後儲かっているということ。 □そういうこと。
【遅行スパンの本質】 遅行スパンが価格の上にある=そのとき買った人は25日後儲かっている。 遅行スパンが価格の下にある=そのとき買った人は25日後損している。 ※売った人はこの逆。
□ということは、遅行スパンが価格の上にある時期が買い方が優勢な時期、遅行スパンが価格の下にある時期が売り方優勢な時期とわかるね? ■わかります。