第44回、一目均衡表その15、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、後編」

□自分で考えてほしいが、まあ、今回だけ種明かしを。

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□まず遅行スパンを見る。遅行スパンの位置は(当日を含めて)26日将来の価格。だから26日後にそこへ行くというのは誰でもわかる。

■なるほど、それで本日の価格から26日後の遅行スパンの位置へ線を引けるのですね。

□次に転換線の位置を見る。それは過去9日間の半値。ということは本日の安値と比較して転換線の位置が半値になるような高値が9日間の中にあるということがわかる。

■なるほど、転換線が半値になるような高値を探して、9日の範囲でそこへ線を引いたわけですね。

□基準線も同じ。基準線は過去26日間の半値。ということは本日の安値と比較して、基準線の位置が半値になるような高値が26日の中にあるということがわかる。

■なるほど、基準線が半値になるような高値を探して、そこを26日の範囲で線を引いたのですね。

□続いて先行スパン2。こちらは基準線の一番手前のところから52日間という期間を見て、その間の半値が先行スパン2となる。

■なるほど、先行スパン2が半値になるように線を引いたのですね。

□そして最後に微修正をする。先行スパン1は9日の半値と26日の半値の中間。大雑把に17.5日の半値と言える。だから17.5日の期間で先行スパン1が半値になるように線を引く。それにより先ほど引いた線を微修正する。

■なるほど、その結果52日の中で最初の17.5日の方が下げ方が急で後の方が緩やかと読んだわけですね。すごい。すごい。ほんとに100日の値動きが読めました。

□もちろんすべてがずばり読めるわけではないが、大雑把に100日がどういう動きだったかは想像がつく。それが大事。この縦一列の情報量を頭にしっかりと畳み込んでほしい。そして、その情報の中で一番確実なのが遅行スパンなんだよ。

■ですね。25日後(当日を含めて26日後)にそこにいくというのは100%間違いない話ですからね。

□ということで、本日はここまで。次回から5つの線の総合分析に移る。

■楽しみです。わくわくしてきます。