第46回、一目均衡表その17、「一目均衡表の5つの線を使った総合分析、後編」

今日のまとめ

・一番最初に見るのはやはり基準線。 ・一目均衡表で有名なシグナルはすべてトレンドがあるときのもの。トレンドがないときには通用しない。 ・もみあいの中心になりやすいのが基準線と先行スパン2。ここに特に注目。 ・次に見るのが・・・遅行スパン。遅行スパンは価格線(ロウソク足)との位置関係を見る。 ・損失なら損失、利益なら利益で、その額が増えてきているのか減ってきているのかを認識してほしい。 ・次はいよいよ、相場の段階を見る。 ・トレンドがしっかりとしていれば、順番で動く。この基本を知っておくことは大切。そして、順番で動かなければ動かないほど、それはトレンドが不安定の証拠となる。 ・準備構成は「セットアップ」 ・下げを必死でこらえた買い方がいる。しかし、あっぷあっぷだ。その買い方は値段が少し回復すれば、ここら辺で手じまっておこうと思う。その売りが消化するまでは残念ながら本格上昇にはならない。だから準備構成を経て、因果玉の整理が終わったところでようやく本格上昇になる。 ・「玉」とは未決済の注文のこと。「買い玉」とは未決済の買い注文、「売り玉」とは未決済の売り注文のこと。 ・価格変動を大きな流れでとらえると買いの完成形から売りの完成形へ、売りの完成形から買いの完成形へという変化。その変化の過程で時に反転したり、もたもたしたりということがある。 ・大相場は買いの完成形、売りの完成形が長続きする相場展開。 ・「均衡表が好転したから買い」などと短絡的な判断をせずに、トレンド変化を段階を追って把握して、「現在、買い方が明確に優勢になったので買いを作る」、という考え方が大事。 ・「予測」というのはとりあえず、典型的なパターンをひとつ作図しておこうという考え方 ・予測の線の大事なところはこれからその線に沿って動くということではない ・もみ合い時の特徴は5つの線が横ばいになりくっついていく。 ・完全な横ばいになるのが、基準線と先行スパン2、転換線は基準線を中心に細かく上がったり下がったりを繰り返す。先行スパン1は先行スパン2を中心に細かく上がったり下がったりを繰り返す。 ・「基準線は短期間のもみあいの中心」、「先行スパン2は長期間のもみあいの中心」を示す。 ・大事なことは、基準線・転換線はもみあいの中心を示すのだから、その中心より上がった分だけその後下がり、下がった分だけその後上がるというのがもみあいが継続するための条件。 ・もみあいの最後はもみあいの中心(基準線・先行スパン2)をステップボードにして、上放れたり、下放れたりする。覚えておこう。 ・日足チャートで分析をしてトレードをされている方なら、この分析が終わった後に週足で、同じ分析をもう一度やり直す。 □第46回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2  累計単位数100 初級テクニシャン合格おめでとう! 第一部 完。 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g