【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、個人投資家が勝ち組になるための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その1

Q5、利食いの判断基準を教えていただけるとありがたいです。

A、利食いは金額で決めないでください。テクニカル指標のシグナルで決めてください。テクニカル指標のシグナルで、もう天井打ったというサインが出たら決済する。それが出ない限りは取引を継続するということです。金額でたとえば100万儲かったら決済すると決めていたとします。もし、そのトレンドが200万300万とれるトレンドだったとしても、100万で終わってしまいますね。逆に80万で天井打つ相場だったとしても、100万と決めておくと、決済出来ず、ずるずると下がってしまい、損切りに終わることもあります。  要は上がっている限りは継続する、下げに転じたら決済するというのが基本ですから、金額で決めるのはおすすめ出来ません。

Q6、株式投資で儲ける極意は?

A、一言で答えられるような極意はありません。先日のセミナーでお話したことが一番の近道だと思います。トレードルールを作って、トレード記録をつけて、結果を検証してバージョンアップしていく。その地道な作業こそが儲ける極意です。

Q7、ポジションサイジングについて教えてください。

A、タートルズはユニットという単位で取引をします。このユニットという単位は1日に投資用資金の1%をリスクにさらす取引量です。取引する銘柄の平均的値動きを計算し、そこから逆算して取引量が決まってきます。

Q8、移動平均大循環が適用しやすい投資先として今おススメは何でしょうか。

A、移動平均線大循環分析は全ての市場、全ての銘柄で有効です。株式(日経225先物・くりっく株365)・FX・商品先物と幅広く見渡してトレンドのあるものを手がけてください。

Q9、取引は、5銘柄までが良い、とお聞きしましたが、おススメの5銘柄とその理由を教えて下さい。

A、日経225先物、FXでクロス円1銘柄、クロス円でないもの1銘柄、金、ガソリン 損益通算出来るもの、価格変動に相関性が高くないもの、売りと買いが出来て、流動性がある程度あって、価格が硬直していないもの等が条件です。

Q10、初心者にも利益を上げられる心構えと投資手法をお願い致します。

A、トレードルールを作ること。そして資金管理・リスク管理を徹底的に勉強することです。どこで買うかどこで売るかより資金管理の方が大事です。

Q11、様々なテクニカル分析の効果的な組み合わせ方をご教授いただきたいです。

A、トレンド系指標ひとつ、オシレーター系指標ひとつ、後は出来高を加えます。あと一つ加味するなら、ADXと言っておきます。ADXでトレンドの有無を見ます。トレンドがあれば、トレンド系指標のシグナルに沿って売買します。オシレーター系で買われすぎ・売られすぎシグナルが出た場合は、警戒警報として利用します。

Q12、コモデティは以前よりもかなりボラティリティが大きくなっているように思いますが、ロスカットはどのように入れていけばよいのでしょうか?

A、よく分析されていますね。金は最近動きが小さいですが、それでも一昔前に比べると大きな動きなのです。ロスカットラインは各銘柄の平均的値動きを計算し、それの2倍から3倍の範囲で調整します。