小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その2、「RSIの計算式からわかること!」

1、RSIの計算式解説

□さて、前回からRSIの計算式を解説していたね。私の説明する計算式は次のとおり。
RSI=n日間の上昇幅合計÷(n日間の上昇幅合計+n日間の下降幅合計)
□つまりRSIとはn日間の値動きの中で上昇分が何%を占めるかを計算したもの。 zu2 ■シンプルですね。わかりやすい。 □それに対して、詳しくRSIを解説しているサイトにある計算式は以下のとおり。
・RS = n日間の終値の上昇幅の平均 ÷ n日間の終値の下落幅の平均 ・RSI = 100 - (100 ÷ (RS + 1))
■こちらは何のことやらさっぱりわからない。 □しかし、ワイルダー氏の本で見るとこの計算式が出ているので仕方がないのだ。 ■まさにテクニカルマジック。さっぱりわかりません。 □ま、わからないだろうね。でも私も文化系、中学校までの数学で解説するから、おもしろくないだろうけどついてきてほしい。証明したいのは RSI=100-(100÷(RS+1)) ※RS=n日間の終値の上昇幅平均÷n日間の終値の下落幅平均 という計算式と、私の解説した RSI=n日間の終値の上昇幅合計÷(n日間の終値の上昇幅合計+n日間の下降幅合計) とが同じものだということ。 ■了解です。 □わかりやすく最初から14日ということで計算してみよう。 まず、14日間の終値の上昇幅合計をAとし、n日間の終値の下降幅合計をBとしてみる。 すると私が推奨する計算式は
RSI = A ÷ ( A + B )
となる。 ■ですね。